フォンチー:「TOKYO MER」の“ミンさん”は元アイドリング!!! 実は日本語ペラペラ 「MIU404」留学生役でも話題に

連続ドラマ「TOKYO MER~走る緊急救命室~」でホアン・ラン・ミンを演じるフォンチーさん(C)TBS
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連続ドラマ「TOKYO MER~走る緊急救命室~」でホアン・ラン・ミンを演じるフォンチーさん(C)TBS

 TBS系「日曜劇場」(日曜午後9時)枠で放送中の連続ドラマ「TOKYO MER(トウキョウ エムイーアール)~走る緊急救命室~」。特殊救命チーム「TOKYO MER」の活躍を描く本作で、ベトナム出身の看護師ホアン・ラン・ミンを演じるのが、役柄同様ベトナム人のフォンチーさんだ。劇中では片言の日本語を話す姿も印象的だが、実は日本語がペラペラだというフォンチーさん。かつてはアイドルとしても活動していた彼女について紹介したい。

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 ◇菊地亜美&朝日奈央ら輩出 「アイドリング!!!」の1期生

 フォンチーさんは1990年12月16日生まれの30歳。ベトナム人の両親を持つが、生まれも育ちも日本であり、日本語は堪能。ベトナム語も話すことができるバイリンガルである。

 2005年に芸能界入りし、翌年にはフジテレビのアイドル発掘・育成番組「アイドリング!!!」から生まれた9人組アイドルユニット「アイドリング!!!」のメンバーに抜てき。1期生としてグループを引っ張り、約5年にわたって活動した。

 「アイドリング!!!」といえば、近年のバラエティー番組に欠かせない菊地亜美さんや朝日奈央さんを輩出したグループとしても有名だ。フォンチーさんは、2008年に2期生として加入した菊地さん、朝日さんとも同時期にグループに在籍。卒業後もそれぞれの道で活躍し続ける姿から、かつてメンバーとして同じステージに立っていた時代がとても貴重に思える。

 ◇「MIU404」留学生役で話題に 「TOKYO MER」レギュラー出演に期待の声も

 そんなフォンチーさんは、昨年放送された連続ドラマ「MIU404」(TBS系)に出演。外国人の低賃金労働についてフォーカスした第5話で、ベトナム人留学生のチャン・スァン・マイを演じて注目を集めた。

 「TOKYO MER」が始まると、SNSでは「MIU404の留学生の子だ!」「ベトナム人看護師さんは、MIU404のマイさんか!」「マイちゃんが出てる」といったコメントが並び、今回のレギュラー出演に期待を寄せる声も上がっていた。

 今作では、母国のために日本でより高い看護技術を学ぶべく、経済連携協定(EPA)で来日したTOKYO MERの看護師・ミンに扮(ふん)する。フォンチーさんは自身のYouTubeチャンネルで、「芸能界で夢を追いながら、いつか日本とベトナムの架け橋になれたら」と話しており、役柄ともリンクする点がありそうだ。

 また、フォンチーさんは幼少期から「外国人であるコンプレックス」や「ベトナム人である大変さ」を感じていたが、芸能界に入ったことでそれがプラスになったと語っている。「MIU404」や「TOKYO MER」のように自身の特性を生かした役柄を演じられるのは、まさに彼女ならではの強みだろう。フォンチーさんが女優としてどんな姿を披露していくのか、今後も注目していきたい。

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