田中みな実:映画初主演 苦しみ、揺れる30代独身女性役「大きな意味を感じました」

映画「ずっと独身でいるつもり?」のティザービジュアル(C)2021日活
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映画「ずっと独身でいるつもり?」のティザービジュアル(C)2021日活

 女優やタレントとして活躍する田中みな実さんが、映画「ずっと独身でいるつもり?」(ふくだももこ監督、11月19日公開)に主演することが7月29日、分かった。田中さんが映画で主演を務めるのは初めて。やりがいある仕事や好きなものに囲まれる暮らしに充足感を得ながらも、周囲の雑音に苦しみ、揺れる36歳独身女性の主人公・本田まみを演じる。

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 原作は、おかざき真里さん作、雨宮まみさん原案の同名マンガ(祥伝社フィールコミックス)。10年前に執筆したエッセーが異例のヒットを記録し、一躍有名作家になった本田まみは、それに次ぐヒット作を書けないまま36歳に。周囲からは「ひとりでかわいそう」と心配され、年下の彼とは結婚に向けて付き合いを続けているものの、価値観の違いから不安と怒りが募る。女性の人生における幸せの価値を赤裸々につづり支持を集めてきたまみが見つけ出す“自分にとっての幸せのかたち”とは……というストーリー。

 田中さんは「自身も30代半ばに差し掛かり、このタイミングでお話をいただけたことに大きな意味を感じました。主人公の本田まみに共感するところが多かったわけではありませんが、仕事がうまくいかないとき、ふと結婚を逃げ道として浮かべた過去は確かにあったなと振り返りました」とコメント。

 「主演だからと気負うことなく自由に演じることができたのは、ふくだ監督はじめ現場の皆さんが作ってくださった温かで柔らかな空気感のおかげです」と感謝しつつ、「自分にとっての幸せは何か。あらゆる雑音を排除し、前向きに考えるきっかけになれば幸いです」と話している。

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