志尊淳:うれしさに満ちた初大河 「青天を衝け」“維新後の活躍”も予告

NHK大河ドラマ「青天を衝け」で杉浦愛蔵(譲)を演じる志尊淳さん
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NHK大河ドラマ「青天を衝け」で杉浦愛蔵(譲)を演じる志尊淳さん

 吉沢亮さん主演の大河ドラマ「青天を衝(つ)け」(NHK総合、日曜午後8時ほか)で、杉浦愛蔵(譲)を演じている志尊淳さん。パリで主人公・渋沢篤太夫(栄一、吉沢さん)と親交を深める姿が印象的だった愛蔵だが、今後も栄一にとってかけがえのない存在になっていく。そんな物語のキーとなる人物を演じる志尊さんは、今回が初の大河ドラマ。「時間のない中、どれくらい役を作り込んでいけるか」という不安もあったというが、「うれしさや、ワクワクが大きかった」と明かす。志尊さんに、初の大河ドラマへの思いなどを聞いた。

 ◇朝ドラ「半分、青い。」の縁

 志尊さん演じる杉浦愛蔵は、幕臣の外国奉行支配役として、7月4日放送の第21回「篤太夫、遠き道へ」で初登場。栄一と共に、徳川昭武(板垣李光人さん)の随員としてパリ万博へ派遣された。パリでは、同じく西洋の先端技術に感銘し、日本の未来を憂う栄一と親交を深めていくが、幕府を取り巻く情勢の変化から先に帰国した。ドラマではまだ描かれていないが、その後も、栄一とは家族ぐるみのつきあいをするほどの仲に。維新後は静岡藩へと移り、やがて明治新政府に出仕して、栄一が立ち上げた民部省改正掛の一員となる。そこで前島密らと郵便制度の確立に努める……という人物だ。

 明治維新後も、栄一の“良きパートナー”として物語に関わる愛蔵。演じる志尊さんは、最初はオファーに戸惑いもあったという。「撮影までの期間が結構短かったことと、自分がこれまであまり日本史に関心を覚えてこなかったので、どのぐらい役を作り込んでいけるのだろうと懸念した部分はありました」と振り返る。

 だが、初めての大河ドラマへの喜びと、オファーをくれたパリ編の担当演出・田中健二さんの存在が気持ちを後押しした。田中さんは、志尊さんが出演した連続テレビ小説「半分、青い。」(2018年)でも演出を務めていた。

 「田中監督にお声がけいただいて、『ぜひ志尊くんに』と言っていただけたので、僕でも力になれることがあればと、お引き受けさせていただきました。大河ドラマに出演できる喜びももちろんありますが、(過去に出演した作品の)監督にまた呼んでいただいたうれしさが大きかったです。また、これまで総髪を付ける役はなかったので、初めてのことができるワクワクも大きかったです」

 ◇壁にもぶち当たった初大河

 杉浦については、「出演が決まるまでは知らなかったのですが、ものすごい功績を挙げていらっしゃっる方」という志尊さん。

 「史実を拝見すると、学才に富んで、人柄も愛されていて。また、陰で渋沢さんを支えていたという、武士の時代に生まれてきた人ですが、いい意味で武士らしくない方だなとも思いました」。

 演じるにあたっても「いい意味で武士らしくないところ」を意識しているという。「武士は声で威嚇したりとか肉体的な表現をすることが多いと思うのですが、杉浦はそういう肉体的な表現を抑えて。史実でも学問に通じていることから、気品があるイメージを大切にしています」と明かす。

 しかし、初めての大河ドラマは「壁にぶち当たった」ことも。「現代劇とは時代も違うので、最初の所作指導を受けた時点で衝撃を受けました。『こんなに意識して歩かないといけないのか!』と思いましたし、現代の言葉じゃないのでアドリブもなかなかできません」と時代劇の難しさを噛みしめていた。

 まもなく、明治維新という時代の転換点を迎えようとしている物語。志尊さんは今後の杉浦の見どころについて、「静岡藩に行ってから、杉浦が求められる機会が多くなり、杉浦自身もこれまで経験したことを生かすことができるようになります」と語る。

 また、「そこで杉浦さんのやってきたことをしっかりと演じていきたい」と力を込める志尊さん。「杉浦はやってきたことはすごいはずなのに、これまでフォーカスがあまり当たらなかった人だと思います。今回、杉浦という役をいただいたからには、おこがましいかもしれませんが、少しでも杉浦愛蔵という人物が広まって、もっともっと語り継がれる人になれたらいいなという思いで役と向き合っていきたいです」と意気込んでいた。

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