ボクの殺意が恋をした:真犯人予想が過熱 “千景”田中みな実? “詩織”水野美紀? それとも…

連続ドラマ「ボクの殺意が恋をした」に出演している(左から)水野美紀さん、新木優子さん、田中みな実さん、松本穂香さん=読売テレビ提供
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連続ドラマ「ボクの殺意が恋をした」に出演している(左から)水野美紀さん、新木優子さん、田中みな実さん、松本穂香さん=読売テレビ提供

 俳優の中川大志さん主演の連続ドラマ「ボクの殺意が恋をした」(読売テレビ・日本テレビ系、日曜午後10時半)で、中川さん演じる男虎柊(おのとら・しゅう)の育ての親・男虎丈一郎(藤木直人さん)を殺害した真犯人が暴かれる「秘密編」がスタートした。丈一郎を殺害したとみられていた人気マンガ家・鳴宮美月(新木優子さん)が、本物の美月の替え玉で、柊の初恋の相手・葵だったと判明。SNSでは「全員犯人に見える…」「ガチで分からん」という声と同時に「推理が楽しくなってきた!」という声が上がったりと、真犯人の予想が熱を帯びてきた。

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 ◇真犯人の“本命”? “千景”田中みな実が怪しい

 SNSの予想を見ていると、真犯人の“本命”とされているのが、美月のチーフアシスタントの水瀬千景(田中みな実さん)。美月のチームで唯一、葵が美月の身代わりをしていたことも知っており、一番怪しい登場人物だ。千景が本物の美月の可能性もあるが、葵が、自分は美月の替え玉であることを公表しようとしていることを報告して「申し訳ありません。私がうまくコントロールできずに……」と謎の人物に謝罪するシーンもあり、謎の人物が本物の美月だとすると矛盾が生じる。

 また、第4話では、柊の理解者で警察の殺し屋組織「SOS」の責任者・綿谷詩織(水野美紀さん)が美月の仕事場を訪ねてきた映像を見て、眉間(みけん)にしわを寄せるシーンもあった。詩織の正体を把握している上、美月の命を狙っていた丈一郎を襲撃した可能性も十分にある。

 SNSでも、千景について「初めからずっと怪しい」「真犯人は千景だ」「可能性大」といった声が上がっていたりと、視聴者が真犯人として有力視している存在だ。

 ◇殺し屋を雇って“葵”新木優子を襲撃した“詩織”水野美紀

 千景が本命なら“対抗”となるのが詩織だ。詩織は、美月(葵)が丈一郎を殺害した証拠映像をもとに、柊に美月殺害を命じた。これまで、美月、そして葵の情報を探る人物だったが、第5話で一気に真犯人の可能性が浮上した。

 葵が会見で自分が美月ではないと暴露しようと計画を立てていたところ、会見前に、詩織が雇った殺し屋が葵を拉致、殺害しようとした。SOSのメンバーではなく殺し屋を雇ったことに疑問が生じる上、葵への襲撃が会見の前だった理由はやはり気になるところだ。葵が丈一郎殺害の現場にいたことも描かれており、何かを隠蔽するために狙った可能性も考えられる。

 視聴者からは「詩織さん犯人説、浮上!」「詩織さんも怪しいんだよな」「詩織さんを信じ続けたい」といった感想が、SNSに書き込まれていた。

 ◇忘れちゃいけない二つの謎 新たな“黒幕候補”も

 ここで気を付けたいのが、大きな謎が少なくとも二つあるということだ。まずは「丈一郎を殺害した犯人」という謎、そして「本物の鳴宮美月の正体」という謎。この二つの謎の組み合わせはかなりの数が存在する。本物の美月が1人で丈一郎を殺害したというパターンなら分かりやすいが、丈一郎を殺害した犯人=本物の美月とは限らない。本物の美月が葵を操って殺させた可能性もあるし、本物の美月と殺人犯が全く関係ない可能性もあるのだ。

 本物の美月の正体についても、いまだ明かされていない。実は本物の美月の正体が詩織で、千景に指示している可能性もあるだろう。しかし、そうなると詩織が仕事場を訪ねてきた映像を見て、千景が表情を曇らせる理由が分からない。複数の謎が複雑に絡み合って視聴者を悩ませている。

 8月15日に放送される第6話の予告映像では、詩織が葵に銃を向けながら「本当のことを話してもらう」と告げるシーンのほか、葵が「私が殺した」と語る姿が収められていたりと、真犯人の存在が一気に明白になるかもしれない。さらに、同話からは、柊の許嫁(いいなずけ)を名乗る新キャラクター・藤堂莉奈(松本穂香さん)が登場。新たな“黒幕候補”も加わり、ストーリーがどのように展開していくのか、今後も目が離せない。

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