榎木淳弥:人気声優が「緊急取調室」で被疑者のロボット役 次は実写を熱望

連続ドラマ「緊急取調室」シーズン4の第5話に出演する天海祐希さん(左)と榎木淳弥さん=テレビ朝日提供
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連続ドラマ「緊急取調室」シーズン4の第5話に出演する天海祐希さん(左)と榎木淳弥さん=テレビ朝日提供

 アニメ「呪術廻戦」の主人公の虎杖悠仁(いたどり・ゆうじ)役や、「機動戦士ガンダム NT」の主人公のヨナ・バシュタ役などで知られる声優の榎木淳弥さんが、女優の天海祐希さん主演の連続ドラマ「緊急取調室」シーズン4(テレビ朝日系、木曜午後9時)の第5話(8月19日放送)にロボット役でゲスト出演することが分かった。同話で、殺人事件の被疑者として捜査線上に浮かぶAIコミュニケーションロボット「ハイリー」を演じる。

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 第5話は、真壁有希子(天海さん)ら警視庁捜査1課「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」に前代未聞のロボットの取り調べ要請が入る……というストーリー。都内の民家で一人暮らしをする老人・村松和代(夏樹陽子さん)が、頭蓋骨(ずがいこつ)を骨折して息絶えているのを、様子をうかがいに来た隣家の主婦・土居マサエ(杉田かおるさん)が発見。そばにあった見守りカメラ搭載のAIコミュニケーションロボット「ハイリー」から、和代の頭部の皮膚片が検出される。高い場所に設置していたハイリーが偶然落下した……と考えるのが一般的だが、和代の傷は2カ所。そこで「ハイリーが故意に殺した」という説が浮上して……と展開する。

 榎木さんは今作への出演について、「ロボットの声を演じるのはたぶん初めてだと思います。いかにもロボットっぽい平坦な声を求められるのかな……と想像していたのですが、監督から『抑揚を大きく演じてほしい』とのオーダーをいただいたので、ロボットの可愛らしい見た目に合うイメージで、楽しく収録させていただきました」とコメント。「出来栄えは……スタッフの皆さんが笑ってくれていたので、まぁよかったと思っています(笑い)」と語った。

 主演の天海さんについては、「天海さんとは、撮影スタジオを訪問した際にお会いしたのですが、イメージ通り気さくな方でした。初対面の僕にもとても優しく、丁寧に接してくださって、ありがたかったです。実はそのとき、天海さんから『次は実写で、被疑者役でどうですか?』とおっしゃっていただいたんです」とエピソードを披露。

 「本当にうれしいお言葉で、『オファーをいただけるのであれば、ぜひ!』と、お返事しました。というのも、僕はもともと実写志望。今後もアニメや吹き替えの仕事に加え、チャンスがあれば実写作品にもどんどん挑戦したいと思っているんです。俳優として映像作品や舞台でお芝居をすると、声優のときとは感覚が違うので、もっと経験を積んで勉強したい! ですから、もし本当に生身の被疑者役で『緊急取調室』に出演できる機会があるのであれば、ぜひお願いしたいです」と意気込んだ。

 「緊急取調室」は、井上由美子さんのオリジナル作。キントリのメンバーが、数々の凶悪犯と心理戦を繰り広げる姿を描く。2014年に第1シーズンが放送されて人気を博し、2017、2019年とシーズンを重ねるごとに話題を呼んでいる。

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