山下智久:海外ドラマ初主演 「自分史上最長期」の国外撮影へ 「神の雫」で若きワイン評論家に

「Drops of God/神の雫」で海外ドラマ初主演を務める山下智久さん
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「Drops of God/神の雫」で海外ドラマ初主演を務める山下智久さん

 俳優の山下智久さんが、動画配信サービス「Hulu(フールー)」のオリジナルドラマDrops of God/神の雫」(仮題)で海外ドラマ初主演を務めることが8月24日、分かった。山下さんは「自分史上最長期での、海外での撮影ですが、海外チームと心一つに同じ気持ちで、より良いものを作れるよう切磋琢磨(せっさたくま)していきます」と意気込みを語っている。

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 原作は、美食学と高級ワインの世界、家族の宿命を描いた、作・亜樹直さん、画・オキモト・シュウさんの人気マンガ「神の雫」(講談社)。今回は仏英日の多言語ドラマシリーズとして映像化され、フランスと日本を舞台に展開。米国のレジェンダリー・テレビジョンとダイナミック・テレビジョン、フランスのフランス・テレヴィジオン、日本のHulu Japanの4社が共同製作する。

 海外ドラマ化にあたり、物語の中心となる神咲雫をフランス人女性のカミーユに変更。カミーユが父のアレクサンドル・レジェの遺書に従い、膨大なワインコレクションを相続するため、アレクサンドルの弟子で若く聡明なワイン評論家・遠峰一青(とおみね・いっせい)との対決に挑む。カミーユを仏女優のフルール・ジェフリエさん、遠峰一青を山下さんが演じる。

 8月からフランスで撮影を開始し、イタリア、日本でも撮影が行われる予定。全8話で、2022年に世界同時放送・配信される。

 コメントは以下の通り。

 ◇山下智久さん

 「神の雫」という壮大であり、繊細な、僕にとってのワイン学のバイブルでもあるこの、作品に出演させていただくことをとてもうれしく光栄に思います。ワインの魅力や奥深さ、そして人間模様、さまざまな要素が複雑に絡み合い、成り立つ奇跡を皆様に感じてもらえるよう、真摯(しんし)に作品作りに向き合ってまいります。

 自分史上最長期での、海外での撮影ですが、海外チームと心一つに同じ気持ちで、より良いものを作れるよう切磋琢磨していきます。そして僕自身も、遠峰一青という役を通して成長できるよう頑張ってまいります。完成を楽しみに待っていてください。

 ◇作者・亜樹直さん

 「神の雫」をスタートさせた時、このマンガがワインの本場フランスで翻訳され、ヒットするなど予想だにしませんでした。それがかの国でドラマ化までされることになり、本当に感動しています。しかも神咲雫をフランス人の女性が演じ、遠峰一青を日本の人気俳優、山下智久さんが演じてくれるというではありませんか! 作者の私たちも、どのようなドラマになるか、一視聴者としても楽しみです。

 ◇Huluチーフコンテンツオフィサー・長澤一史さん

 3年以上前、本作のプロデューサー、クラウス・ジマーマンから、「神の雫」を国際的なシリーズとして実写化したい、主人公の一人をフランス人にして、パリと東京をまたぎ、登場人物も国際色豊かにすることで世界に通用する作品を作るというアイデアを聞かされたときには、思わずその斬新さに胸が高鳴りました。

 原作の持つマンガならではの、特にワインについての繊細かつ詳細で豊かな表現を実写によみがえらせること、そして全44巻にも及ぶ大作をいかに濃密で見やすい8話のシーズンにまとめるか。脚本をリードするソニアが新しいバージョンのドラフトを書き上げる度にディスカッションを繰り返し、作品に登場するワインさながらの味わい深い魅力的な人間ドラマとしての脚本が仕上がりました。

 さらには、われわれが手掛けた国際共同製作作品「THE HEAD」に出演してくださった山下智久さんに主人公の一人である遠峰一青を演じていただくというアイデアにクラウスをはじめとする主要なメンバーが賛同し、キャスティングの軸ができたことも幸いでした。

 Huluでは、これまでに全編日本語の「ミス・シャーロック/Miss Sherlock」、全編英語の「THE HEAD」という作品を海外のパートナーとともに作り上げてきましたが、今回は日本のマンガ原作をベースにキャストも言語も国際色豊かな、より踏み込んだかつてない国際共同製作作品ならではの魅力を皆様にお届けできることを本当に楽しみにしています。

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