松本まりか:タナダユキ監督と初タッグ「やります」と即答 Paraviオリジナルドラマで主演

動画配信サービス「Paravi」オリジナルドラマ「東京、愛だの、恋だの」に主演する松本まりかさん
1 / 2
動画配信サービス「Paravi」オリジナルドラマ「東京、愛だの、恋だの」に主演する松本まりかさん

 女優の松本まりかさんが、動画配信サービス「Paravi(パラビ)」のオリジナルドラマ東京、愛だの、恋だの」に主演することが8月29日、明らかになった。映画「百万円と苦虫女」(2008年)、「ふがいない僕は空を見た」(2012年)などで知られるタナダユキ監督がメガホンをとり、大都会・東京で生きる女性たちのリアルな“いま”を描く本作で、松本さんは、東京の賃貸不動産会社で働く35歳の主人公・和田かえを演じる。

ウナギノボリ

 松本さんがタナダ監督とタッグを組むのは今回が初で、「『タナダユキ監督作品で連ドラ主演のお話が来ています』そう聞いたとき、すぐさま『やります』と答えたのを覚えています」と明かしている。

 ドラマは、東京で懸命に生きようとする女性たちのリアルな実情に迫り、それぞれの
日常を優しく描くことで、見る者の共感を誘う恋愛群像劇となる。松本さん演じる和田かえは、10年間付き合っている恋人とそろそろ結婚を考えているものの、どこかぎこちなさを感じている。一方で、大学時代からの男友達との関係に安らぎを見いだしていて……というキャラクターだ。

 また、主人公をとりまくさまざまな人々として、婚約者と新居を探すプレ花嫁、運命の相手を求めてマッチングアプリを始めるフリーライター、華やかな活躍の裏で孤独を感じているバリキャリ、夫の不倫相手を憎む妻からの依頼を通して自身の人生設計を見つめ直す弁護士、専業主婦とフォトグラファーという対照的な人生を送る友人同士、煩わしい人間関係を避けてきたがゆえに将来への不安を実感することになるウェブデザイナーも登場する。

 タナダ監督は「『東京、愛だの、恋だの』という物語は、東京という街で、愛を語り時にささやき、恋にときめき涙する、キラキラした人たちを、全く描いておりません」と前置きし、「いい大人になってもなお、愛ってなんだ?と問答し、恋に戸惑い嘔吐(おうと)する、そんな不器用な、スネに傷を抱えた大人たちがその傷をひた隠しにしながら、必死に生きる物語です」と説明する。

 一方、松本さんは「監督からは『出てくる登場人物の中で一番普通の感覚を持った人でいてほしい』『今まで見たことのない松本まりかを撮りたい』といううれしいオーダー。ならば、私が今までやったことないアプローチを……と考えた結果、これまでお芝居に必要だと思っていたことを一旦やめてみることにしました」と振り返る。

 さらに「身一つで、えいっと、タナダ組に委ねてみたら、もう楽しくて楽しくて笑い転げてばかり。今芝居も日常も毎日が楽しくて、こんな世界があったんだ、と。私にとって、すてきな変化をもたらしてくれたこの作品。私が演じる主人公『かえ』にも、悩み多き大都会東京の日常の出会いの中ですてきな変化が起きます」といい、「見てくださる皆さんの日常にも、そんなすてきな変化の可能性って常に備わっているんだ、ということを感じてもらえるドラマになったらいいなって思っています」と思いを語った。

 ドラマは9月11日から「Paravi」で独占配信。同日正午に第1、2話の配信がスタートし、以降毎週土曜に1話ずつ配信される。

写真を見る全 2 枚

テレビ 最新記事