特撮ドラマ「仮面ライダー」シリーズの新作「仮面ライダーリバイス」(テレビ朝日系、日曜午前9時)で、政府特務機関「フェニックス」所属の天才科学者・ジョージ・狩崎を演じている濱尾ノリタカさん。「仮面ライダーシリーズが大好きで、特に平成仮面ライダーの熱狂的ファン」という狩崎の設定は、自身に通じる部分があるという。父が仮面ライダーの大ファンで、幼少期からそんな父のもとで仮面ライダーを見て育ったといい、「幼い頃はクウガ坊やなんて呼ばれていました」と笑う。芸能界を目指したのも、仮面ライダーがきっかけだったという濱尾さんに話を聞いた。
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「仮面ライダーリバイス」は、仮面ライダーの生誕50周年記念作品。主人公・五十嵐一輝(前田拳太郎さん)が大切な家族を守るため、内に宿る悪魔バイスと契約して仮面ライダーリバイに変身。内に宿る悪魔バイスが変身する仮面ライダーバイスと共に、“一人で二人”のコンビの仮面ライダーリバイスとして、悪魔崇拝組織デッドマンズと戦う姿を描く。
濱尾さん演じる狩崎は、今作のライダーシステム「リバイスシステム」の開発者。行方不明の父が開発した「バイスタンプ」と、自身の開発した「リバイスドライバー」の二つのデバイスによって「人間の体内に潜む悪魔」と「人の中に眠る強力な生物種の遺伝子の記憶」をミックス・能力化させ、仮面ライダーとして完成させた。
狩崎には“仮面ライダーオタク”という設定もあるが、演じる濱尾さんも大の仮面ライダー好きだといい、芸能界に入ったのも仮面ライダーがきっかけだった。
「ずっと仮面ライダーになりたいという夢を持っていて。大学2年生のときに、最後にチャレンジできるタイミングかな、と事務所のオーディションに応募しました」
仮面ライダー好きになったのは、仮面ライダーの大ファンの父の影響で、「幼い頃から父の隣で見ていて、仮面ライダーでいろいろなことを学んだり、仮面ライダー作品で育ちました」と告白。「(平成ライダーは)全て見ています。大学の寮生活や、高校時代に水泳の練習で忙しいころは3~4年リアルタイムで見られていなかったのですが、このお仕事を始めてから全て見直しました」と続ける。
特に好きな仮面ライダー作品は「仮面ライダーV3」(1973~74年)と「仮面ライダークウガ」(2000~01年)だという。「僕は1999年11月26日生まれで、その2カ月後の2000年1月に『クウガ』が始まって。父親の横で泣きながら見ていたそうなのですが、親にはクウガ坊やとも呼ばれていました(笑い)。クウガは小学生のころと、最近また見直したのですが、やっぱり大好きです」と声を弾ませた。
制作発表会見時、仮面ライダーの出演を父に報告したときは「父が泣いていて、初めて親孝行できたのかもしれないと思ってうれしかったです」と話していた濱尾さん。自身も「本当に本当にうれしくて……」と喜びを噛みしめ、「狩崎の設定をうかがったときも、自身に通ずる部分があってうれしかったです。テンションはここまで高くないですが」と笑顔を見せる。
第1話から、仮面ライダーリバイスの“名付け親”になるなど活躍を見せた狩崎。濱尾さんは「自分が仮面ライダーの名付け親になれるなんても思ってもいなかったので……」と感激した様子で、「でもあのシーンのト書きには『狂気乱舞する狩崎』と書いてあって、『狂気乱舞ってどうすればいいんだって?』って撮影の前日まで悩んでいました(笑い)。YouTubeで海外のテンションの高い人の動画を見たり……(笑い)。踊ろうかとも思ったのですが、いろいろな方と相談した結果、あのシーンになりました」と裏話も明かした。
今後の狩崎の動向については、「一輝(リバイ)や同じフェニックスの一員の(一輝の)弟の大二をサポートしたり、時には叱咤(しった)激励したりと、五十嵐ファミリーに関わってきます。でも、裏では何かいろいろ動いていたりと、怪しい役どころになっています」とアピール。気になる自身の“変身”についても聞くと、「もちろんしたいですよ!」と目を輝かせていた。
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