国際ジャーナリストでタレントとしても活躍するモーリー・ロバートソンさんが、小栗旬さん主演のTBS系の「日曜劇場」(日曜午後9時)枠の連続ドラマ「日本沈没―希望のひと―」に出演することが10月17日、分かった。モーリーさんは、今年2月にはNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」で、日本に開国を迫ったマシュー・ペリーを演じて話題を呼んだが、TBSのドラマに出演するのは今回が初めて。24日放送の第3話に、地球物理学の世界的権威であるピーター・ジェンキンス教授役で登場する。
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ピーター教授は、田所雄介博士(香川照之さん)とかつて共に研究をしていた旧知の間柄。互いに「関わり合いたくない」という因縁の関係だが、それぞれ「自分の次に優秀」と認め合う仲でもある。第3話では、米国の大学で教壇に立つピーター教授に、主人公・天海啓示(小栗さん)が“とある理由”で英語でコンタクトを取る。
モーリーさんは「かつて中学生の時にラジオドラマで聞いていたあの作品から出演依頼が来た……『やばい! 急いで中身を調べないと!』ということで、過去の映画版を見て撮影に臨みました」と振り返りつつ、「ドラスティックな災害が不意打ちで訪れた場合、人々はどう行動し、どんな選択をするのか? どう自分で自分の身を守るのか……? 考えるきっかけになる作品です。ジャーナリズムが権力におもねり、必要なことをなかなか伝えられない構造も浮き彫りになっています。お楽しみください」とアピールした。
俳優の小野武彦さんが出演することも発表された。経済産業省官僚の常盤紘一(松山ケンイチさん)の父で、複数の企業を束ねる「常盤グループ」の会長・常盤統一郎を演じる。統一郎は、里城弦副首相(石橋蓮司さん)とつながっており、大企業のトップならではの窮地に立たされることになる。
ドラマは、これまで何度も映像化されてきた、1973年発表の小松左京さんのSF小説「日本沈没」が原作。今作では、原作を大きくアレンジして、2023年の東京を舞台に、環境省官僚の啓示らが、「沈没」という未曽有の危機に立ち向かう姿を描く。
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