結城モエ:「ドクターX」ドS秘書役で話題の美女 素顔は甘えん坊? “歴女”の一面も

連続ドラマ「ドクターX ~外科医・大門未知子~」に出演中の結城モエさん
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連続ドラマ「ドクターX ~外科医・大門未知子~」に出演中の結城モエさん

 女優の米倉涼子さん主演の人気医療ドラマ「ドクターX ~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系、木曜午後9時)の最新第7シリーズに、「東帝大学病院」の蛭間重勝(西田敏行さん)の“ドS秘書”、朝蜘優衣役で出演中の結城モエさん。ドラマでは、上司の蛭間にもさらっと毒を吐くドSっぷりを見せているが、末っ子の自身は「甘えん坊気質」だという。「ドクターX」、プライベートについて話を聞いた。

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 ◇「西田さんはとても優しい」 自身も「S」?

 結城さんは、昨年放送の「ドクターX」のスピンオフ「ドクターY~外科医・加地秀樹~」で別の秘書役を演じており、今回本編に秘書役でカムバックした。高視聴率を維持する人気作への参加に「本編に、しかもまた秘書という役どころで出演できるなんて夢にも思っていなかったので驚きました。同じスタッフさんに呼んでいただけたこともすごくうれしかったです!」と顔をほころばせる。

 同じシーンで共演することの多い西田さんについては「最初は緊張しました。貫禄があって、オーラもすごくて。でも、差し入れをいただいたり、撮影中も『今日の衣装もステキだね』って緊張がほぐれるよう声をかけてくださったりして、とても優しい方だなと思いました」と話す。

 撮影は、西田さんはじめ、遠藤憲一さんらベテラン陣との共演が多く、刺激を受ける日々だという。「皆さんのお芝居を間近で見て思うのは、とても自由に演じられているなって。台本に沿うことはもちろんなのですが、現場の空気感をとても大事にされていて、相手の芝居を見ながら、固定観念にとらわれることなく演じているなって思います。アドリブも多くて、机をたたくにしても、ちょっとオーバーなくらいたたくんです。そんな楽しいお芝居に本番でもみんな思わず笑ってしまうんですけど(笑い)。皆さんのお芝居を間近で見て、これまで私は“こうしなければ”みたいな考えにとらわれすぎていたな、もっと自由になった方が良いなと思うようになりました」と明かした。

 “ドS秘書”という役どころについては「優衣は毒も吐くけど、その“S”っていうのは“他人を気にしない”ことだと思っていて。他人にこびることなく、自由にやりたいことはやっちゃうよ、という意味だと思います。そういう自由な感じのSっぷりは、後半に向けても強くなっていくのかなと思います」。結城さん自身について聞くと、「そういう意味では、私もSかもしれない。私も自分の思っていることは何でも言ってしまうところがあるので」といたずらっぽく笑った。

 ◇“悪女イメージ”も普段は末っ子の甘えん坊?

 結城さんは1994年5月18日生まれ、福岡県出身の27歳。慶應大法学部卒で、在学中に芸能界入りし、今年でデビュー5年目。これまで、昨年の「ギルティ~この恋は罪ですか?~」(読売テレビ・日本テレビ系)や「恋する母たち」(TBS系)、今年の「リコハイ!!」(Paravi)で演じた小悪魔的な魅力を持つ“悪女”ぶりが話題となった。

 結城さんは“悪女イメージ”について「たしかに、これまで悪女と呼ばれる女性を演じることが多かったです。そう見られているのは役割を果たせているってことなので良いのかな」と笑う。

 ただ周りに心配されることもあるといい、「地元の友達のお母さんに『モエちゃんが怖くなった』って心配されていて、久しぶりに会うと『そのままで良かった~』ってよく言われます(笑い)。ドラマの影響力ってこんなにも強いんだなって実感します」と語った。

 自身の“素顔”は「強い女性とは正反対。打たれ弱くて人なつっこい、甘えん坊気質なのかなって思います(笑い)」と明かす。「姉妹の末っ子で、親戚の中でも年下の方なので、昔から周りに頼ってばかりです。友達もしっかりしている子が多いですね」。

 撮影現場でも甘え上手なのか、「年上の方々に良くしていただくことが多いですね」とにっこり。「年下の子からも敬語が出なくて。私もそれで良いと思っているところもあるので、基本どこの場所にいっても年下な感じです」と笑っていた。

 ◇篤姫に憧れ 目標は「大河ドラマ」

 芸能界にデビューしたのは、もともと女優の夢があったためで、東京の大学に進学したのも、夢を意識してのものだった。「昔からドラマを見たりするのが好きということもあったのですが、地元の福岡では、学校にスカウトの人が来たりすることもあって、昔から無意識のうちに女優という仕事を意識していました。東京の大学に来て、周りの子たちが就職活動をしていくなかでも、夢がブレることはなかったので、この道に進むことに決めました」と語る。

 女優としての目標は、NHK大河ドラマへの出演。「家族で大河ドラマを見るのが習慣の家で育ちましたし、私自身もドキュメンタリーや戦争をテーマとした映画を見たりして歴史を学ぶことが好きなので、大河ドラマは目標です」と力を込める。

 大河ドラマで好きな作品は「篤姫」(2008年)。「同じ九州の女性ということで親近感がありますし、あの激動の時代を生き抜いた強さに憧れます」と、主人公・篤姫のような“強い女性”に憧れるという。芸能活動での目標も「女性に憧れるような女性になること」だと話していた。

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