女優の吉田羊さんが、堤真一さん主演の連続ドラマ「妻、小学生になる。」(TBS系、金曜午後10時)に出演することが12月2日、分かった。本作は主人公・新島圭介(堤さん)が、小学生の女の子・万理華に生まれ変わった亡妻と再会し、「生きること」に向き合う姿を描く。吉田さんは、万理華の母・千嘉(ちか)を演じる。吉田さんが同局系の金曜10時台のドラマに出演するのは、「恋する母たち」(2020年)以来となる。
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ドラマは、「週刊漫画 TIMES」(芳文社)で連載中の村田椰融(やゆう)さんの同名マンガが原作。NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」で話題となった子役の毎田暖乃(まいだ・のの)さんが万理華、同じく朝ドラの「おかえりモネ」で、“みーちゃん”こと永浦未知を演じた蒔田彩珠(あじゅ)さんが圭介の娘・麻衣、石田ゆり子さんが圭介の亡妻・貴恵を演じる。
吉田さんは、「台本を読んで、ファンタジックな世界でありながらも、生身の人間が演じることで説得力があり、ファンタジーとリアルの境界線が曖昧になっていくような、とても不思議な物語だなと思いました。私が演じる千嘉さんは、彼女自身何やら訳ありの人生を送ってこられた方なので、その歪(ゆが)みと向き合いながら、圭介さんをはじめとした周りの人々と関わっていく中で、変化していく千嘉さんを見せられたらいいなと思っています」とコメント。
「不思議な設定のドラマではありますが、そこに描かれているのは、私たちの周りに溢れているエピソードばかりです。家族を亡くされた方、家族との向き合い方に悩んでいる方、仕事に悩む方、そして人付き合いに悩む方などなど、それぞれの“立ち止まり”に寄り添い、背中を押してくれるじんわりと温かいドラマです。ぜひご覧ください」と呼びかけている。
ドラマの中井芳彦プロデューサーは、「もしも自分の娘が、知らない誰かの生まれ変わりだと知ったら、一体どんな言葉をかけられるのか。そしてその娘が、前の家族たちと、自分に隠れて会っていることを知ったら、一体どんな感情が生まれるのか。想像ができないこの状況に向き合う母親役は吉田羊さんしか考えられませんでした。家族の愛を信じられなくなり、自分自身をも信じられなくなって悩む1人の女性を演じていただくことがとても楽しみです」と話している。
「妻、小学生になる。」は2022年1月にスタートする。
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