高月彩良:「必殺仕事人」新作で辰巳芸者のヒロイン 岸優太&西畑大吾の幼なじみ役 木村了は悪行三昧の極悪人に

2022年新春放送の「必殺仕事人」に出演する高月彩良さん=ABC提供
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2022年新春放送の「必殺仕事人」に出演する高月彩良さん=ABC提供

 女優の高月彩良さんが、2022年1月9日午後9時から放送ドラマ必殺仕事人」シリーズ(ABC・テレビ朝日系)の新作でヒロインを務めることが12月6日、分かった。正義感の強い岡っ引きの明神亥ノ吉(いのきち、岸優太さん)、絵師の才三(さいぞう、西畑大吾さん)兄弟の幼なじみで、辰巳芸者の美代を演じる。また、陣八郎(遠藤憲一さん)とリュウ(知念侑李さん)が始めた屋台の唯一の常連客で、陣八郎から思いを寄せられる役どころでもある。

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 高月さんは「憧れの必殺シリーズに携わることができて、とてもうれしいです。長年愛されている作品の台本を手に取ったときに、その重みを感じ、飛び込む勇気が必要でした」と話し、「初の辰巳芸者を演じるため、所作や言葉遣いの特訓を受けて挑み、慣れない着物と一枚歯の下駄で奮闘しています。男勝りで情が深い『美代』の繊細な感情を届けられたらうれしいです」とアピールしている。

 併せて、俳優の木村了さんの出演も発表された。悪行三昧の日々を送る極悪人・岸田藤十郎役で、隠れた悪事を落書きで残し“世直し”を図る絵師「晩来(ばんくる)」が現れるきっかけの人物となる。木村さんは「昔から続く『必殺仕事人』に出演させていただけることを光栄に思いました。昨今暗いニュースが多い中、少しでもスッキリしてほしい思いで、自分が作品の良きスパイスになればと、尽力させていただきました。どうぞお楽しみください」と語っている。

 そのほか、息子・藤十郎の悪事を隠蔽(いんぺい)する勘定奉行の岸田重右衛門を金田明夫さん、重右衛門に仕える用人・斎藤源太郎を羽場裕一さん、亥ノ吉、才三、美代を何かと気にかけ、幼いころから世話をしてきた団子屋の夫婦・たねを杉田かおるさん、吉蔵を小林隆さんが演じる。

 亥ノ吉が率いる「世直し組」のメンバーとして、勘太役で須賀健太さん、盆山の新八役で前野朋哉さん、寅之助役で吉村界人さん、権七役で佐久本宝さんが出演。代官所手代・坂口勝之助役で松田悟志さん、代官・中野市太郎役でお笑いトリオ「安田大サーカス」のクロちゃんも出演する。

 「必殺仕事人」は、1972年の「必殺仕掛人」から20年にわたって「必殺」シリーズとして放送された時代劇。2007年に東山さんを主演に迎えて約15年ぶりにスペシャルドラマとして復活し、以降、連続ドラマやスペシャルドラマとしてたびたび放送されている。

 新作は「SNSの怖さ」をテーマに、根も葉もないうわさが生む悲劇や、無自覚に人を傷つける恐ろしさを描く。渡辺小五郎(東山さん)の下で働いていた亥ノ吉は、権力に屈する奉行所の面々に失望。才三と共に「晩来(ばんくる)」として、隠れた悪事を落書きで残し“世直し”を図るが、次第にエスカレートしていき……と展開する。

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