NHK・BSプレミアムの音楽番組「The Covers」（日曜午後10時50分）による年に1度のフェスティバル「The Covers’ Fes.」がこのほど、北九州市の北九州ソレイユホールで開催された。ロックバンド「シーナ＆ロケッツ」の鮎川誠さんをはじめ、徳永英明さん、中島美嘉さん、氷川きよしさん、向井秀徳さんが出演し、松田聖子さんや井上陽水さんら、福岡が生んだスターの名曲の数々をカバーした。収録内容は12月26日午後11時5分～深夜0時34分に放送される。

あなたにオススメ

“あの頃”のジャンプ：実写ドラマ化も話題「ウイングマン」　1983年を振り返る

　今年の「The Covers’ Fes.」では、NHK北九州放送局開局90年を記念し、初めての地方公開収録として行われ、多くのミュージシャンを輩出している九州にゆかりのあるアーティストが集結。鮎川さんはシーナ＆ロケッツの名曲「レモンティー」、徳永さんは松田さんの「瞳はダイヤモンド」、井上さんの「帰れない二人」を披露、氷川さんは松田さんの「SWEET MEMORIES」を歌唱した。

　また、鮎川さん、中島さん、MCの水原希子さんによるスペシャルパフォーマンスも行われ、シーナ＆ロケッツの「ユー・メイ・ドリーム」が披露された。

　水原さんは「初めての『カバーズフェス』で、たくさんのお客様の前でMCをやりました。昨日、蛇に追いかけられる夢を見て、本当にうなされて緊張しました。自分が楽しむぞと心に決めて、自分が楽しんでいたら皆さんにもお楽しみいただけるだろうという気持ちで、やらせていただきました」とコメント。

　MCのリリー・フランキーさんは「お客さんと一緒に音楽を楽しめる。これ以上最高なことはないですね。また来年、再来年と、音楽イベントが早く満席で、好きなときにライブに行って音楽を楽しめるような日が戻ってくることを、改めて願いました」と明かし、「シーナさん（鮎川悦子さん、2015年死去）の姿も、一緒に見えるようでした。いい経験をさせてもらいました」と話した。