滝藤賢一:ドラマ「家電侍」13話を21日で撮影 “俳優人生で最も過酷な21日間” 「家族愛の詰まった時代劇に」

主演ドラマ「家電侍」の会見に出席した俳優の滝藤賢一さん
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主演ドラマ「家電侍」の会見に出席した俳優の滝藤賢一さん

 3月26日に開局するBS松竹東急(BS260ch・無料放送)の連続ドラマ「家電侍」(土曜午後11時、4月2日スタート)の会見が28日、東京都内で行われ、主演俳優の滝藤賢一さんが出席。寒さとの戦いの中、全13話を21日間で撮影したといい、滝藤さんは「俳優人生26年、数々の修羅場をくぐってきたと自負する滝藤ですが、もっとも過酷な21日間でした」とコメント。「撮っても撮っても終わらない」と苦労を明かしながら、「自信を持って見ていただける作品だと思いますし、シーズン2、3とやって、ますます盛り上げていければ」とアピールした。

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 ドラマは、江戸時代の長屋に暮らす貧乏浪人・兼梨四十郎(滝藤さん)のもとに、ひょんなことから現代の最新家電が届くようになり、それがきっかけで、さまざまな事件が巻き起こる時代劇コメディー。四十郎を支える献身的な妻・静枝を前田亜季さんが演じる。

 この日の会見には、前田さんも出席。過酷な撮影現場について、滝藤さんは「13話を21日で撮ったのは衝撃でしたよね。人数がとても少ないチームだったので、若手ではできない……」と苦笑い。おにぎりが凍るほどの寒さだったといい、前田さんは「湯たんぽがあんなに活躍するとは思わなかった」と振り返った。

 今作のプロデューサーは、滝藤さんがドラマ初主演を果たしたテレビ東京の連続ドラマ「俺のダンディズム」(2014年)の濱谷晃一さん。当時の撮影現場で、濱谷さんから今作の企画についての話を受けたという滝藤さんは、「とても魅力的な発想ですごいなと思ったけど、正気かと思いました(笑い)」と振り返りながら、「僕は“演劇界の東大”の無名塾に10年いて、仲代達矢さんの弟子だぞ。僕がそれをやるのかって思ったけど、そのとき誰にも(主演を)取られたくないとは思いました」と思いを明かした。

 「ハートフルで、ポップで、キュートで、すてきな家族愛の詰まった時代劇」と今作を表現した滝藤さんは、「とても多くの作品に出してもらうので、なかなか僕は作品をやって報われたと思うことはないのですが、この作品は小さなチームが一丸となって作った作品。多くの方に見ていただきたい」と力を込めていた。

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