カムカムエヴリバディ:「たちばな」再建した人物が判明 大阪で“あんこ”味わえるかも?

NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」のメインビジュアル (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」のメインビジュアル (C)NHK

 女優の上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ」(総合、月~土曜午前8時ほか)の最終回(第112回)が4月8日に放送。安子(上白石さん)の岡山の実家の和菓子屋「たちばな」を再建した人物が判明した。

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 「たちばな」は戦火で焼け落ち、安子らが再建に向けて動いていたが、安子の兄・算太(濱田岳さん)が再建資金の通帳を持って失踪しことや、安子がその後、渡米したことから、再建は断念されたと思われていた。

 しかし第96回(3月17日放送)で、「たちばな」の屋号が包装紙に書かれたおはぎが登場。さらに岡山で開催された「クリスマス・ジャズ・フェスティバル」のスポンサーに「(株)たちばな」が名を連ねていることが判明した。岡山の喫茶店のマスター、健一(世良公則さん)から「横須賀におった時からのお気に入りの店じゃ。今日のスポンサーになってくれとる」と語られたことから、「誰が『たちばな』を再建した?」とネット上で騒がれていた。

 最終回では、横須賀に本社を構える「たちばな」を興した人物について、健一が「岡山の闇市で、おはぎを売りよった店のおやじに、商いの楽しさを教えてもろうたんがきっかけじゃて。その店の表に『たちばな』いう文字がはためきようたんをうっすらと覚えとったんじゃあて」と語った。

 戦後間もなく、闇市でおはぎの販売を再開した安子の父・金太(甲本雅裕さん)は、あるとき、おはぎを盗もうとした少年を捕まえた。金太は少年におはぎを1箱渡し、これを全部売ってこいと、商売の基本を教えていた。この少年が横須賀で「たちばな」を再建したことになる。

 SNSでは「やっぱりあの少年だったんですね」「おはぎの少年は、金太の遺言をしっかりと受け継いで全国展開のお店を構える商いをしているのですね」「あの子は、しっかりと生きてきたのですね。よかった!」「金太さん、よかったですね。気持ちが届きましたね」といった声が寄せられた。

 なお、最終回で安子が手にしたおはぎのしおりには、「たちばな」の店主の名前が「高野信治」と記されており、同ドラマで和菓子指導を担当した中西信治さんと同じ名前だった。

 中西さんは大阪で和菓子店「御菓子司 吉乃屋 松原」松原本店と北堀江店を営んでおり、ここで「たちばな」のあんこを味わうことができるかもしれない。

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