キングダム2:山本千尋が羌カイから羌象へ 中国武術世界一の注目アクション女優 制作スタッフも「ベストな方」

「キングダム2 遥かなる大地へ」で羌象を演じる山本千尋さん(C)原泰久/集英社(C)2022 映画「キングダム」製作委員会
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「キングダム2 遥かなる大地へ」で羌象を演じる山本千尋さん(C)原泰久/集英社(C)2022 映画「キングダム」製作委員会

 原泰久さんの人気マンガを俳優の山崎賢人さん主演で実写化した映画の続編「キングダム2 遥かなる大地へ」(佐藤信介監督、2022年夏公開)で、羌象(きょうしょう)役を女優の山本千尋さんが演じることが明らかになった。山本さんは過去に、「キングダム」の連載10周年を記念した特別動画で、羌象と姉妹のように育った羌カイを演じていた。

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 羌象は、1000年を超える歴史を持つ伝説の暗殺一族・蚩尤(しゆう)の一人。山本さんは中国武術の世界大会で優勝経験を持ち、アクション女優としても注目を集めている。

 制作スタッフは「羌象は、強く優しく、羌カイにとって圧倒的な憧れを持つ実の姉のような存在です。超越した強さを持つ羌カイ役の清野菜名さんが、その存在を慕う説得力が必要でした」とコメント。

 「そこで、世界ジュニア中国武術選手権大会で金メダルを獲得し、原作ファンの皆さんご存知の通り、『キングダム』連載10周年記念特別動画で羌カイを演じた、その説得力と演技力を持つ山本千尋さんこそ、羌象を演じていただくベストな方でした」と起用理由を明かした。

 山本さんは「動乱の世界で生きた一人の女性として、また妹を守る姉として、信念を貫く羌象という役どころを務めさせていただけたこと、非常に光栄に思います」と感謝。「演じるにあたり、成し遂げるべき使命、そしてまた導かれるものを考えながら素晴らしいキャスト・スタッフの皆様とキングダムという壮大な物語の中で尊い時間を過ごさせていただけたと思います。『遥かなる大地へ』『生きろ』というテーマが、今届けるメッセージとして皆様に響くことを願っております」と話している。

 「キングダム」は、2006年からマンガ誌「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の人気マンガ。コミックスの累計発行部数は8700万部以上。中国の春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍を目指す信や、後に「秦の始皇帝」となる秦王・エイ政たちの活躍を描く。テレビアニメ第4シリーズがNHK総合で放送中。

 映画では信を山崎さん、エイ政を吉沢亮さんが演じる。前作は2019年4月19日に公開され、興行収入が57億3000万円を突破するなどヒットした。

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