俳優の佐藤隆太さんが、ムロツヨシさん主演の連続ドラマ「連続ドラマW 雨に消えた向日葵（ひまわり）」に出演することが5月9日、分かった。佐藤さんが同局のドラマに出演するのは、2014年の「ドラマWスペシャル 人質の朗読会」以来、約8年ぶり。今作では、失踪した少女・葵の父、石岡征則を演じる。

あなたにオススメ

「豊臣兄弟！」では池松壮亮が！　大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る

　今作は吉川英梨さんの同名小説（幻冬舎文庫）が原作。ある少女失踪事件の真相を追う刑事と、失踪した少女の家族の苦悩と執念の日々を描いたヒューマンミステリー。ムロさんは、自身の妹をある事件から守れなかったことを後悔し、罪滅ぼしのごとく懸命に少女失踪事件の捜査にあたる刑事・奈良健市を演じる。

　佐藤さんが演じる征則は、仕事人間で妻とは離婚調停中で、葵とも別居していたが、失踪を機にすべてを投げ打ち葵の捜索に心血を注ぐという人物。物語序盤の奈良と征則の場面写真も公開された。

　佐藤さんは「オファーをいただいて原作を拝読したのですが、この先どんな展開になっていくのかとくぎ付けになってしまい、ページをめくる手が止まりませんでした。一気に読み終えた興奮と、張り詰めた緊張感から徐々に解放されていく自分を感じながら、この作品に参加できる“役者としての喜び”をかみしめていました」とコメント。

　「胸の痛みを伴う話ではありますが、絶対に諦めないという執念、そして家族の絆にきっと大きな力を感じていただける作品です。いつか一緒に思い切りコメディーをやりたいと思っていたムロさんと、対極の作品での共演となりましたが、静かな緊張感が続くとても刺激的な現場となりました」と語っている。

　「連続ドラマW 雨に消えた向日葵」は7月24日スタート。日曜午後10時からWOWOWプライム、WOWOW 4Kで放送、WOWOWオンデマンドで配信。全5話で第1話は無料放送。