櫻井孝宏:「モノノ怪」15周年「続報をお楽しみに」 薬売り役「極彩色の狂気」「強烈な映像体験」

15周年を迎える「モノノ怪」の一場面
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15周年を迎える「モノノ怪」の一場面

 2007年にフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で放送された人気アニメ「モノノ怪」が15周年を迎えることを記念した企画が始動することが5月13日、明らかになった。メインキャラクターの薬売り役の櫻井孝宏さんは、同作について「まがまがしくも美しい奇々怪界な映像の洪水。極彩色の狂気とでも言いましょうか。強烈な映像体験でした」と振り返り、「15周年プロジェクトの中身はなんなのでしょうか。続報をお楽しみに」とメッセージを送った。

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 「モノノ怪」は、2006年にノイタミナの放送された「怪~ayakashi~」の人気エピソード「化猫」のスタッフが再集結して制作されたアニメ。「化猫」に登場した薬売りの男がモノノ怪に立ち向かう怪異譚(たん)が描かれた。スタイリッシュなキャラクターデザインに、和紙のテクスチャーなどCG処理を組み合わせた斬新な映像が話題となった。2020年に実施されたノイタミナ歴代70作品を対象とした投票企画「あなたが選ぶ思い出の3作品」(2005~09年度制作部門)で1位を獲得した。

 櫻井さんは「初回収録の光景をいまだに覚えていて、スタジオの床に座り込みレクチャーを始めた中村(健治)監督の姿が印象に残っています。カットごとに言葉を置いてくれ、もっと関心がなく、独り言でいい等々、これまで経験してきたアニメーション収録のセオリーに当てはまらないオーダーに少々戸惑いました。そしてそれは、オンエアを見てやっと得心できたのです。あの指示はこの世界をデザインするためのものだったのだと」と話している。

 15周年記念企画では、イベント「十五周年記念祭」が6月18日に同局(東京都港区)で開催され、中村監督、薬売り役の櫻井さん、山本幸治プロデューサーが登場する。15周年記念サイトでは、名場面投票企画もスタートした。

 (C)モノノ怪製作委員会

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