劇場版 呪術廻戦 0:公開157日で“終映” 興収137億円 977万人動員 “最後にもう一度”舞台あいさつ開催

「劇場版 呪術廻戦 0」の「“最後にもう一度”舞台挨拶」の様子(C)2021「劇場版 呪術廻戦 0」製作委員会(C)芥見下々/集英社
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「劇場版 呪術廻戦 0」の「“最後にもう一度”舞台挨拶」の様子(C)2021「劇場版 呪術廻戦 0」製作委員会(C)芥見下々/集英社

 「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の芥見下々(あくたみ・げげ)さんのマンガが原作のアニメ「呪術廻戦」の劇場版「劇場版 呪術廻戦 0」(朴性厚監督)が5月29日、公開から157日で“終映”を迎えた。

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 昨年12月24日に全国418館で公開され、5月28日までの156日間で、興行収入が137億円を突破。観客動員数は977万人以上を記録した。週末観客動員数ランキング(興行通信社調べ)で、15週連続でトップ10入りし、第45回日本アカデミー賞 優秀アニメーション作品賞に選ばれるなど話題になった。

 5月29日午後1時の上映回をもって“終映”となり、同日、TOHOシネマズ新宿(東京都新宿区)で“最後にもう一度”と題した舞台あいさつが開催された。主人公・乙骨憂太(おっこつ・ゆうた)役の緒方恵美さん、禪院(ぜんいん)真希役の小松未可子さん、狗巻棘(いぬまき・とげ)役の内山昂輝さんが登壇。舞台あいさつの模様が、全国342館の劇場で生中継された。

 緒方さんは「最後にこうしてごあいさつの機会をいただけてうれしい。たくさんの反響の声がSNSで上がっていたり、お仕事で会う方からも感想をいただく機会も多かった。海外の方からもコメントをいただくこともあって、改めてたくさんの方々に見てもらえたのだと思うとうれしい」とコメント。同作の4D版を見たといい「自分が出演している作品を見ている時には、役の気持ちになってしまって客観的には見られないけれど、最後にシャボン玉が飛んでくる演出の時は、里香ちゃんがそばにきてくれた感じがして泣きそうになった」と明かした。

 「呪術廻戦」は2018年から同誌で連載中。強力な“呪物”の封印が解かれたことで、高校生の虎杖悠仁(いたどり・ゆうじ)が呪いを巡る戦いの世界に身を投じることになる……というストーリー。テレビアニメ第1期が2020年10月~2021年3月に放送された。第2期が2023年に放送される。

 劇場版は、「呪術廻戦」の前日譚(たん)にあたる原作コミックスの“0巻”の「呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校」が原作。2017年に「週刊少年ジャンプ」の増刊「ジャンプGIGA」(同)で全4話が掲載された。虎杖悠仁たちの1学年先輩の世代が登場するエピソードで、五条悟が、自身の死刑を望む高校生・乙骨憂太を都立呪術高専に転入させる。緒方さんが乙骨の声優を務め、テレビアニメと同じくMAPPAが制作。

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