女優の恒松祐里さんが6月4日、東京都内で行われた映画「きさらぎ駅」(永江二朗監督)の公開記念舞台あいさつに出席。今作が映画初主演となる恒松さんは、満員になった会場を見渡し「初主演作品の舞台あいさつは人生で1回しかない。たくさんの方が見に来てくださって、とてもうれしいです」と笑顔を浮かべた。
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恒松さんは「すでにSNSを通してコメントをくれた。『予想していたより面白かった』と言ってもらえてうれしい」と声を弾ませた。今作はホラー作品ではなく、「いろんな要素があるので怖いだけではない。コメディー、アクション、人の裏切りや絆、たくさんの要素が混ざっている。ホラーが苦手でも楽しめる要素がたくさんある」とアピールした。
2004年に「はすみ」と名乗る女性が、掲示板「2ちゃんねる」に投稿した“現代版神隠し”と呼ばれる都市伝説がモチーフ。「きさらぎ駅」というこの世には存在しない駅にたどり着いた体験談をリアルタイムに書き込み、その後消息を断ったことからさまざまな憶測を呼んだ。
映画では民俗学を学ぶ女子大生・堤春奈(恒松さん)が「きさらぎ駅」の謎に迫ろうと、「はすみ」とされていた葉山純子(佐藤江梨子さん)と対面するが、この出会いをきっかけに春奈の運命が大きく狂っていく……というストーリーが展開される。
異世界に迷い込むという内容にちなみ、「もし異世界に行くならどんな世界がいいか」と質問を受けたキャスト陣。恒松さんは「ホラーは苦手なので、『きさらぎ駅』よりは楽しい異世界がいいので、お菓子でできた異世界。マシュマロの椅子とか、綿あめの雲とかがある」と語った。莉子さんは「秋が好きなので、ずっと秋の世界。日焼けしないし、ファッションも楽しめる」と声を弾ませた。舞台あいさつには本田望結さん、寺坂頼我さん、木原瑠生さん、瀧七海さん、永江監督も参加した。
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