君は放課後インソムニア:テレビアニメが2023年放送 佐藤元が丸太、田村好が伊咲に ライデンフィルム制作

「君は放課後インソムニア」の第1弾キービジュアル(C)オジロマコト・小学館/アニメ「君ソム」製作委員会
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「君は放課後インソムニア」の第1弾キービジュアル(C)オジロマコト・小学館/アニメ「君ソム」製作委員会

 「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載中のオジロマコトさんのマンガが原作のテレビアニメ「君は放課後インソムニア」が2023年に放送されることが6月8日、分かった。佐藤元さんがメインキャラクターで不眠に悩む男子高生の中見丸太(ガンタ)、田村好さんが女子高生の曲伊咲(イサキ)をそれぞれ演じることも発表された。美しい星空の下、街を歩く丸太と伊咲が描かれた第1弾キービジュアル、第1弾PVも公開された。

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 池田ユウキさんが同作で初監督を務め、池田臨太郎さんがシリーズ構成・脚本、福田裕樹さんがキャラクターデザイン、林ゆうきさんが音楽を担当することも発表された。「アルスラーン戦記」「東京リベンジャーズ」などのライデンフィルムが制作する。

 原作のオジロさんは「自身初めてのアニメ化で慣れないことばかりですが、作品で大切にしていることを脚本に全部取り入れてくださり、制作陣の原作愛の強さに日々驚かされています。ガンタ役の佐藤元さん、イサキ役の田村好さんのお二人とも、執筆中に頭の中で鳴っていた声がそのまま再現されたようにピッタリでした。作品の舞台にしている石川県七尾市をはじめ能登の美しい風景がカラーで見られるのも見どころですね。池田監督をはじめ若くフレッシュなスタッフの皆さんが描く爽やかな空気感が今から楽しみです」とコメントを寄せている。

 佐藤さんは「元々読んでいた作品であり、とくに伊咲の一言一言に救われていたところがあったので、オーディションに受かった時は、ひとしきり喜んだ後、すぐにマネジャーに『伊咲は!? 伊咲はどなたですか!?』と自分のことより伊咲役がどなたかを聞いてしまいました(笑い)。眠れないというのは僕自身何度も経験があり、読んでいる時はそのときの孤独感や焦燥感を温かく包み込んで、優しく背中をさすってくれるような作品だなという印象でした」とコメント。

 「お芝居に関しては、とにかく究極的に自然体に演じることを目標にしてより丸太になることを意識しています。超がつくほどの純愛を感じることができるので、どの年齢層の方でもいろいろなことを共感しながら楽しんでいただけると思います」と話している。

 田村さんは「私が初めてオーディションで決まったのが『君は放課後インソムニア』のヒロイン、曲伊咲ちゃんでした。何もかもが初めてづくしでうれしいを通り越して大パニックでした。眠れなくて不安で、でもあなたは一人じゃないよと言ってくれているようで、読み終わると必ず泣いてしまうんです。オジロマコト先生の描く繊細で純朴な世界観が尊くて、一気に最新刊まで読み進めてしまいました」とエピソードを明かした。

 「丸太の不器用なんだけど真っすぐなところ、伊咲の明るくて、でもどこか憂いを帯びたような立ち居振る舞い。言葉がなくても空気感や視線、どのシーンを選んでも心がギュッとつかまれて甘酸っぱいという言葉だけでは足りないんです。たくさんの方に支えていただきながら、全身全霊で曲伊咲を生き抜きます。よろしくお願いいたします」と意気込みを語っている。

 「君は放課後インソムニア」が石川県七尾市で7月17日に行われる「第81回七尾港まつり」とコラボすることも発表された。描き下ろしのコラボビジュアルのポスターが飾られ、チラシも配布される。天文雑誌「星ナビ」(アストロアーツ)とコラボした星景写真コンテストも実施される。応募の詳細は後日発表される。

 「君は放課後インソムニア」は、「富士山さんは思春期」「猫のお寺の知恩さん」などのオジロさんのマンガ。石川県七尾市を舞台に、不眠症に悩む高校生男女の青春を描いている。コミックスが第8巻まで発売されており、最新9巻が6月10日に発売される。実写映画化も発表されている。

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