マイファミリー:ドラマPに直撃! 真犯人は「納得感のある感じ」 最終回の見どころとヒントを聞く

連続ドラマ「マイファミリー」最終回の一場面(C)TBS
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連続ドラマ「マイファミリー」最終回の一場面(C)TBS

 二宮和也さんが主演するTBS系「日曜劇場」(日曜午後9時)枠の連続ドラマ「マイファミリー」。6月12日の放送でついに最終回を迎える。SNSでは、真犯人が誰なのか考察がヒートアップしているが、ついに連続誘拐事件の全真相が明かされる。今作を手がける飯田和孝プロデューサーに、真犯人にまつわるヒントや、最終回の見どころを聞いた。

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 ◇最終回で“真犯人”が明らかに 「『人間だね』と腑に落ちるといいな」

 「マイファミリー」は、連続ドラマ「グランメゾン東京」(同局系)などで知られる脚本家・黒岩勉さんのオリジナル作品。これまでの放送では、東堂(濱田岳さん)が、温人(二宮さん)の娘・友果(大島美優さん)と、三輪(賀来賢人さん)の娘・優月(山崎莉里那さん)の誘拐を自白。一方で、阿久津(松本幸四郎さん)の娘・実咲(凛美さん)や、東堂の娘の心春(野澤しおりさん)を誘拐した真犯人は明らかになっておらず、視聴者からはさまざまな意見が飛び交っている。

 この考察の盛り上がりを受けて、「キャスト、スタッフのモチベーションになっていて、すごくうれしいこと」と喜びを語った飯田さん。「『誰々が疑われています!』と言っているスタッフもいて、『(原因は)あのときのカットかな』と気にしながらも、それで作り方が変わることはないんです。考察が何通りもあって、目にしたときは『なるほどな~』って思っています」と話す。

 6月12日放送の最終回では、犯人は、温人に、逃走中の東堂と、誘拐した未知留(多部未華子さん)の交換を要求する。犯人を暴いてほしいと葛城(玉木宏さん)に頼んだ温人は、未知留を救うため、三輪とともに東堂への連絡を試みて……と展開する。

 見どころは二つあるといい、「真犯人は誰だ?ということ。それに付随して、なぜそういうことになったのか。もう一つは、それぞれの家族の未来というか、登場人物たちの結末が、最終回の柱だと思っています」と話す。

 また、「真犯人が誰なのかわかるんですけど、その理由の『人間だね』『家族なんだね』という部分だったりが、腑(ふ)に落ちるといいなと思っています。人間同士のもつれ、ボタンの掛け違い、そういったことがすべて込められた最終回かなと思っています」と続ける。

 ◇真犯人につながる“ヒント”は

 最終回の放送を前に、真犯人につながる“ヒント”をお願いしてみると、「今、出ている人です!」「決してサイコパスではなく、納得感のある感じ」と明かした飯田さん。「このドラマは家族の物語なので、登場人物はみんな家族にひもづけられています。そこが真犯人に結びついていくかな」と明かしてくれた。

 また、今作で伝えたかったことについて、「まずは日曜日の夜に面白いと思えるものをお届けすることが第一」としつつ、「このドラマを通して、自分の家族、“ファミリー”というものを感じてもらえたら」と話す。

 「ファミリーって、家族だけじゃなくて、同僚だったり、親友だったりでもいいと思う。自分のファミリーを見つめてもらいたい、触れあってもらいたい。実家のお母さんに電話したくなったり、顔を見せに行こうかなと思えたり。とくに最終回は、見終わった後にそうなってもらえたらうれしい」と語った。

 最後に、視聴者に向けて「今まで見ていただいて本当にありがとうございました」と感謝の思いを語った飯田さん。「今はみなさん、(真犯人を)ツイッターに書いてしまうので(笑い)、ぜひリアルタイムで見て、みんなで同じ時間を共有するというテレビドラマの醍醐味(だいごみ)を味わっていただきたい。大好きな人だったり、家族だったり、その時間を共有していただければすごくうれしいかなと思っております」と呼びかけた。

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