俳優の小栗旬さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)第24回「変わらぬ人」が6月19日に放送され、本編終了まで残り1分のところで、梶原善さん演じる善児が登場。またも無慈悲に命を奪い、視聴者を震え上がらせた。
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善児はもとは伊東祐親(浅野和之さん)に仕える下人で、その祐親を含む数々の登場人物の「死」に関わってきたことから、オープニングのタイトルバックに名前があるだけで、「不穏」「悪い予感しかしない」「背筋が凍るんだが」とSNSがざわつくほど。視聴者から「アサシン(暗殺者)善児」と呼ばれ、恐れられてきた。
今回、命を奪ったのは源頼朝(大泉洋さん)の弟・範頼(迫田孝也さん)。大江広元(栗原英雄さん)いわく「次の鎌倉殿になったかのように振る舞った」とされ、頼朝の怒りを買ってしまった範頼は、死罪は免れたものの、霊場と名高い伊豆の修善寺での謹慎を命じられる。
終盤、愛娘・大姫(南沙良さん)を病で亡くした頼朝は、自身の身に降りかかる不幸を範頼の呪詛(じゅそ)によるものと考え、「やはり生かしておくべきではなかったか」とつぶやく。そして範頼は、梶原景時(中村獅童さん)が放った善児の手で、村人もろとも殺されてしまう……。
SNSでは「善児が怖すぎる件」「音も無く忍びよるアサシン善児」「善児マジでヤバすぎだ…」「善児ほんまきつい…こわすぎ」などと視聴者は反応。さらには「善児が出てくるとロクなことない」「忘れていたよタイトルバックに善児がいたことを」「範頼、流罪で済んでよかったと思わせておいての善児。すごすぎる展開」「範頼は流罪で退場という流れで終わりそうだな…と思わせての『梶原平三を呼べ!』に絶望したわ」といった感想も書き込まれた。
「鎌倉殿の13人」は61作目の大河ドラマ。脚本は、2004年の「新選組!」、2016年の「真田丸」に続き3度目の大河ドラマ執筆となる三谷幸喜さんで、後の鎌倉幕府の二代執権・北条義時(小栗さん)が主人公。野心とは無縁だった若者が、いかにして武家の頂点に上り詰めたのかを描く。
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