ライオンの隠れ家
最終話 僕たちの新しい始まり
12月20日(金)放送分
俳優の小栗旬さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)で、登場のたびにSNSがざわつくのが梶原善さん演じる善児だ。息をするように人を殺(あや)め、視聴者からは「アサシン(暗殺者)善児」と恐れられるほどの“仕事人”ぶりを作中で見せている。本作の脚本を担当する三谷幸喜さんも「自分の意図を超えて成長した」と、その注目度の高さに驚きの声を上げている。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
善児はもとは伊東祐親(浅野和之さん)に仕える下人で、その祐親を含む数々の登場人物の「死」に関わってきたことから、オープニングのタイトルバックに名前があるだけで、「不穏」「悪い予感しかしない」「背筋が凍るんだが」とSNSで常に話題になっている。
初回から千鶴丸(太田恵晴君)の命を奪い、これまでに北条宗時(片岡愛之助さん)や江間次郎(芹澤興人さん)、以前の主(あるじ)である祐親と息子の祐清(竹財輝之助さん)、藤原頼衡(川並淳一さん)など、多くの暗殺に携わってきた。
第22回「義時の生きる道」では、人を殺めることなく、とある計画を立ち聞きしていただけだったのにもかかわらず、「善児が出て死人出なかったの珍しいけど、その反動があるんじゃないかとビビってる」「善児は何だったの? いるだけで恐怖を植え付けられた」と視聴者の反応が存在感の大きさを物語っている。
三谷さんは「みんなの心に残るキャラクターになったのは、梶原善さんの力だと思います」と、三谷さん主宰の劇団「東京サンシャインボーイズ」(1985年)に参加して以来、長年仕事を共にしてきた梶原さんの演技力をたたえる。
さらに三谷さんは「元々、最終回まで生かそうとは思っていなかった」と話すと、「どんな幕引きがあるのか。ここまで成長した善児の退場がどうあれば、みなさんに満足していただけるか。それも踏まえて退場シーンを書きました」と打ち明けた。
多くの命を奪ってきた善児の人生の最期が、どのように描かれるのかを期待したい。
俳優だけでなく歌手としても活躍する上白石萌音さんが開催中のツアー「“yattokosa” Tour」のうち、2025年2月2日に「東京ガーデンシアター」(東京都江東区)で開催され…
アイドルグループ「#2i2(ニーニ)」の十味(とーみ)さん主演で、2025年1月15日にスタートする連続ドラマ「うちの会社の小さい先輩の話」(BS松竹東急、水曜午後11時)のポス…
故・高倉健さんの養女の小田貴月さんが、12月23日午後1時放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演する。高倉さんが亡くなって10年。17年にわたり高…
神木隆之介さん主演のTBS系日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(日曜午後9時)最終回が12月22日に2時間スペシャルで放送される。最終回を目前に主演の神木さんが、約5カ月に及んだ撮…
12月19日に最終回を迎えた俳優の松本若菜さん主演の連続ドラマ「わたしの宝物」(フジテレビ系)のオリジナルストーリー「ぼくの宝物」の配信が、このほどFODプレミアムでスタートした…