1万人の第九:3年ぶりに合唱団2000人を募集 指揮・総監督の佐渡裕「音楽がもたらす幸せ、笑顔を発信できたら」

2021年開催の「サントリー1万人の第九」の様子 (C)MBS/サントリー1万人の第九
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2021年開催の「サントリー1万人の第九」の様子 (C)MBS/サントリー1万人の第九

 今年で40回目を迎える師走恒例のコンサート「サントリー1万人の第九」が、12月4日に大阪城ホール(大阪市中央区)で開催されることとなり、3年ぶりに合唱団2000人の一般募集を再開することが6月28日、分かった。

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 同コンサートは、コロナ禍の2020年は合唱団なし、無観客、2021年は合唱団なし、有観客で、全国から集まった約1万人の歌唱動画を融合させる形で開催された。

 今年は行動制限の緩和措置を受けて、合唱団の募集を再開。昨年と同様に合唱動画の投稿は継続し、大阪城ホールでの合唱とミックスする形で、全国各地の1万人が参加できるコンサートになるという(有観客の予定)。なお、今後の感染拡大や、国・自治体の判断によって合唱団の大阪城ホールでの参加をとりやめる可能性もある。

 現地参加の合唱団は、9月から本番までの3カ月間、対面のレッスンを実施する。各レッスン会場や大阪城ホールでの安全性を踏まえ、感染症対策のアドバイザリー契約を結んでいる医学博士の指導によって、現時点では募集人数を2000人に限定。6月28日から申し込みを開始した。7月28日まで受け付け、8月10日の当落発表後、リモートレッスン視聴を開始する。参加料はレッスン料込みで大人が9300円、小・中学生が4000円。

 総監督・指揮の佐渡裕さんは「我々の前にはコロナだけでなく、ウクライナ紛争など人と人との絆を阻む大きな壁が今なお立ち塞がっておりますが、こんな時だからこそ改めて『音楽』の持つパワーをみんなで共有し、日本全国、そして世界からの歌声を集め、大阪城ホールから世界に向け、音楽がもたらす幸せ、笑顔を発信できたらと思っております」とコメントしている。

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