良いこと悪いこと
第8話 7人目、だーれだ?
12月6日(土)放送分
俳優の小栗旬さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)第25回「天が望んだ男」が6月26日に放送され、木曽義仲(青木崇高さん)の愛妾(あいしょう)だった巴御前(秋元才加さん)と、義仲を討つよう命じた源頼朝(大泉洋さん)の対面シーンが描かれた。
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第25回では、その死を異常に恐れるようになった頼朝は、異母弟の全成(新納慎也さん)からの「久しぶりの者との対面を控える」「昔を振り返り、人に先を託すのはご法度」「仏事神事は欠かさない」などの助言を過剰に守ろうとし、周囲を困惑させる。
頼朝は巴と「一度会ってみたかった」と、和田義盛(横田栄司さん)の館を訪ねることに。頼朝の突然の来訪に義盛は恐縮。巴は一度は面会を断るも、義盛に頭を下げられ、頼朝と会うことを受け入れる。巴を前にし、頼朝は「義仲殿もわたしも、平家を討ってこの世を正したいという思いは一緒であった」と明かし、「すまぬ」とかつての所業を謝るが、「(昔を)振り返ってはならん」と慌てて、その場を後にする……という展開だった。
ドラマの公式ツイッターでは、巴役の秋元さんの音声コメントが公開。頼朝との対面シーンについて「どういった気持ちで演じればいいのか、正直すごく難しくて、現場に入るまですごく考えていた」と告白する。
また、「まさか頼朝さんと対面するシーンがあるとは思ってもみなかった」という秋元さんは、「最愛の人(義仲)を殺された相手じゃないですか。『え!? 難しい』というのが正直な気持ち」としながらも、「(大泉)洋さんと対面して、お芝居させていただく中で、自分の思っていた頼朝と違う」と感じたといい、「実際にやったことは人の命を奪ったり、残虐なイメージがあったのに、お会いしたときは『この頼朝さん、思っていたのと違う』となって。会うまでは、すごく憎しみ、怒りの感情が出るのかなと思っていたんですけど、また違った複雑な感情が湧き上がってきて。許すまではいかないけど、ちょっと“ほどけた”みたいな感覚はありました」と振り返った。
「鎌倉殿の13人」は61作目の大河ドラマ。脚本は、2004年の「新選組!」、2016年の「真田丸」に続き3度目の大河ドラマ執筆となる三谷幸喜さんで、後の鎌倉幕府の二代執権・北条義時(小栗さん)が主人公。野心とは無縁だった若者が、いかにして武家の頂点に上り詰めたのかを描く。
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