「黄泉がえり」(2003年)、「ナミヤ雑貨店の奇蹟」(2017年)の脚本家・斉藤ひろしさんの同名小説が原作の映画「ハウ」(犬童一心監督、8月19日公開)。田中圭さん演じる主人公の民夫が、保護犬のハウと出会い、互いにかけがえのない関係になっていく様子や、ハウがさまざまな人々との交流を通し彼らの心を癒やしていく姿を描く、感動作だ。本作で、民夫の同僚の市役所職員・足立桃子に扮(ふん)しているのが池田エライザさん。困っている人を目にすると手を差し伸べずにはいられない、素朴で心優しいヒロインとして、物語に深みを与えている。
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とあるアクシデントからハウと離れ離れになりひどく落ち込む民夫を案じて、一緒に捜索チラシを配ったりと、ゆっくりと心の距離を縮めていく桃子。自身は猫を可愛がっており、そのための苦労や悩みを抱えながら、同じく動物を愛する民夫の苦しみをくみ取り、優しく寄り添おうとする姿が劇中では描かれている。
もともと「桃子のイメージ通り」という理由からキャスティングされた池田さん。自身も愛猫家で、難病の猫と暮らしていた時期もあったといい、今回、とても思い入れの深い役と作品になったようだ。
「今は、(猫は)元気にしてくれていて、思い返すと本当に苦しい瞬間だったけれど、こうして作品を通して自分が共感したことをお伝えできたらいいなと思います」と思いを明かす。
桃子は静かな中にも確かな温かさを持ったヒロインで、池田さんもその役柄に共感。「脚本を読んだとき、まさに今の自分に見せてあげたい作品だなとまず最初に思いました。とても平和で温かいけど、いろいろな寂しさに寄り添うお話でもあるし、ハウに影響されて人間たちが成長していくのは本当にすてき」と話している。
さらに「最近みんなちょっと優しさに飢えていると思うんですが、ハウは本当にこっ恥ずかしくなるくらい膨大な愛情をささげてくれます。ハウからたくさんの愛情を受け取って、朗らかな気持ちで明日を生きていける映画になるといいなと思います」とも語っている池田さん。心優しい“猫好き”ヒロインは、映画監督やアーティストなど、さまざまな分野で活躍する池田さんにとって、新たなハマリ役と言えるのではないだろうか。
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