ONE PIECE FILM RED:池田秀一、名塚佳織“親子”が感涙 シャンクスからウタにサプライズ

「ONE PIECE FILM RED」の初日舞台あいさつに登場した池田秀一さん(左)と名塚佳織さん
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「ONE PIECE FILM RED」の初日舞台あいさつに登場した池田秀一さん(左)と名塚佳織さん

 尾田栄一郎さんの人気マンガ「ONE PIECE(ワンピース)」の新作劇場版アニメ「ONE PIECE FILM RED」(谷口悟朗監督)の初日舞台あいさつが8月6日、丸の内TOEI(東京都中央区)で開催され、声優の池田秀一さん、名塚佳織さんが登場した。劇場版は、シャンクスの活躍が描かれ、シャンクスの娘のウタが登場することも話題になっている。シャンクス役の池田さんがサプライズで、娘のウタを演じた名塚さんに、ウタをイメージした赤と白のバラ100本でできた花束を贈ると、名塚さんは「びっくりしました。頭の中が真っ白です。こんなに幸せなことはないです」と感動の涙を流した。池田さんも感動した様子で、涙を流し、シャンクスからウタへのメッセージ「ウタ、お前はやっぱり最高の娘だ」を伝えた。

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 ウタ役は、名塚さんと歌手のAdoさんがダブルキャストを務め、名塚さんがウタのせりふ、Adoさんがウタの歌唱パートを担当した。舞台あいさつに登壇した谷口監督は、名塚さんについて「(ウタ役は)相当難しかったと思う。信頼が置ける人じゃないとお願いできなかった。感謝しかありません」とコメント。

 名塚さんは「本当にうれしい。言葉にできないくらいうれしい気持ちでいっぱいです。役をいただいた時は、びっくりしすぎで頭が真っ白になりました。しっかりやらなきゃ!という気持ちが強く、とにかくがむしゃらにやらせていただきました」と語り、劇場版が公開を迎えた心境を「思いがあふれてきました。ようやくうれしいと思いました」と明かした。舞台あいさつには、ルフィ役の田中真弓さんも登壇した。

 「ONE PIECE」は、手足などがゴムのように伸びる麦わら帽子のルフィが、海賊王を目指して仲間と共に大海原を冒険する姿を描くマンガ。1997年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載が始まり、2021年1月には1000話に到達。今年7月で連載25周年を迎え、全世界のコミックスの累計発行部数は5億1000万部以上を誇る。テレビアニメが1999年10月にスタートし、2021年11月には1000話に到達した。

 劇場版では、世界中が熱狂する歌姫・ウタがライブで初めて公の前に姿を現すことになる。素性を隠したまま発信するウタの歌声は“別次元”と評されるほどで、歌声を楽しみにしているルフィ率いる麦わらの一味、海賊、海軍と世界中のファンが会場を埋め尽くす。そんな中、ウタがシャンクスの娘であると発覚する。

 「コードギアス」シリーズなどの谷口さんが監督を務めた。1998年に開催されたイベント「ジャンプ・スーパー・アニメツアー’98」で上映された「ONE PIECE」の初のアニメ「ONE PIECE 倒せ!海賊ギャンザック」で監督デビューした谷口監督が、約24年ぶりに「ONE PIECE」の監督を務めたことも話題になっている。

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