競争の番人:最終章突入 “小勝負”坂口健太郎の両親役で高橋努&遠藤久美子出演 今井悠貴も

8月29日放送の連続ドラマ「競争の番人」第8話にゲスト出演する(左から)高橋努さん、遠藤久美子さん、今井悠貴さん(C)フジテレビ
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8月29日放送の連続ドラマ「競争の番人」第8話にゲスト出演する(左から)高橋努さん、遠藤久美子さん、今井悠貴さん(C)フジテレビ

 杏さんと坂口健太郎さんダブル主演のフジテレビ系“月9”ドラマ「競争の番人」(月曜午後9時)の第8話(8月29日放送)に、高橋努さん、遠藤久美子さん、今井悠貴さんが出演することが分かった。物語は同話から最終章に突入するが、そこで重要なキャラクターである小勝負(坂口さん)の両親の誠と朋子を高橋さんと遠藤さんがそれぞれ演じ、公正取引委員会・四国支所職員の三島を今井さんが演じる。

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 第8話では、小勝負のこれまで明かされてこなかった過去が明らかになる。20歳で司法試験に合格、東京大法学部を首席で卒業したというエリートで、どの会社・官庁にでも就職できたはずだが、公正取引委員会で働くことにこだわりを持ち、「弱くても、戦わなきゃいけない」と使命感を燃やす小勝負。第六審査長の本庄(寺島しのぶさん)だけが、その過去を知っていたが、その謎も明らかになる。

 誠(高橋さん)と朋子(遠藤さん)は、社員14人の小さな建設会社「小勝負建設」を営む夫婦。三島(今井さん)は15年前、当時公正取引委員会・四国支所にいた本庄の後輩。本庄と三島が、道路改良工事の談合疑惑を調査する中で、目をつけたのが「小勝負建設」だった……という展開。

 高橋さんは「真面目に仕事してもうまくいかない葛藤、間違った方向へ巻き込まれる模様、自分の正義が通用しないなど、ある社会の裏側を実感する役でした。ニュースでしか見ない出来事を体感しました。非常に苦しかった。小勝負の過去にこんなことがあるなんて……。ぜひご覧くださいませ」とコメントを寄せた。

 遠藤さんは「少年時代の小勝負勉の母親役だと聞いて、台本を読ませていただきました。子供にとって家族は、その後の人生を変えてしまうほど、多大な影響を与え、少年時代に起きたあることがきっかけで、今につながっている。読み終えた後は、とても心が苦しくなりました。でも、当時の母親を演じるにあたっては、仲間を大切に、家族を愛し、主人と共に、息子の成長や幸せを心から願う母親でありたいと思いながら演じさせていただきました」と語った。

 今井さんは「スーツを着てお芝居をする経験は今回が初めてでした。小さい頃から“はたらく大人”の役に憧れてきましたが、公正取引委員会の職員という、最高に渋くてカッコいいお仕事が“僕の初めて”になるとは思ってもいませんでした。立ち入り検査のシーンなんてまさしく、“大人の仕事!”という感じでしびれました」と撮影を振り返った。

 ドラマは、今年5月に発売された新川帆立さんの同名小説が原作。東大法学部を首席で卒業した小勝負、直情型の元刑事の白熊ら公正取引委員会第六審査(通称ダイロク)が、談合やカルテルなど不正を働く企業の隠された事実をあぶり出す姿を描く。
 

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