オダギリジョー:“好き勝手”に書いた「オリバーな犬」が東京ドラマアウォードグランプリ 「いろんなところと戦った」Pに感謝

「東京ドラマアウォード2022」授賞式に登壇したオダギリジョーさん
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「東京ドラマアウォード2022」授賞式に登壇したオダギリジョーさん

 俳優のオダギリジョーさんが脚本、演出、編集、出演の“4役”を務めた昨年9~10月放送のドラマ「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」(NHK総合)が、優れたテレビドラマを表彰する「東京ドラマアウォード2022」の作品賞「単発ドラマ部門」のグランプリに選出。オダギリさんが10月25日、東京プリンスホテル(東京都港区)で開かれた授賞式に出席した。

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 オダギリさんは「本当に好き勝手に書かせてもらって。それをプロデューサーチームがいろいろなところと戦うことになったと思うのですが、現実にしていただいた」と制作陣に感謝を述べた。

 ドラマは、警察犬係の主人公・一平(池松壮亮さん)と相棒の警察犬・オリバー(オダギリさん)が事件に挑む姿とともに、 謎めいた町で繰り広げられるさまざまな人間模様が描かれた“可笑(おか)しなサスペンス”。続編となるシーズン2も制作され、今年9~10月に放送された。

 司会の石坂浩二さんから「(作品の構想は)どのくらい前からあったのですか、きっかけは?」と聞かれたオダギリさんは「10年ぐらい前から温めていました。いろいろな役を演じて、もう“犬”ぐらいしかないかなと思って(笑い)。犬を利用して人間を描くと面白くなるのではと思ったんです」と明かしていた。

 オダギリさんはこの日、2021年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ」(総合)で助演男優賞も受賞。ダブル受賞に「いいんですかねぇ、こんな……」と喜んでいた。

 「東京ドラマアウォード」は、「世界に見せたい日本のドラマ」をコンセプトに、「作品の質」「市場性」「商業性」にスポットを当て、優れたテレビドラマを表彰する賞で、今年で15回目。

 作品賞「連続ドラマ部門」のグランプリには2021年10月期の「最愛」(TBS系)が選出。主演男優賞には今年1月期の「ミステリと言う勿(なか)れ」(フジテレビ系)で菅田将暉さん、主演女優賞には「最愛」で吉高由里子さん、助演女優賞には今年4月期の「やんごとなき一族」(フジテレビ系)で松本若菜さん、脚本賞には「カムカムエヴリバディ」で藤本有紀さんがそれぞれ選出された。

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