柴田恭兵：井浦新の絶賛に大テレ「もう十分です」　ドラマ「両刃の斧」で初共演

　俳優の柴田恭兵さんが10月26日、東京都内で行われた、井浦新さんとダブル主演を務めるWOWOWの「連続ドラマW 両刃の斧」の完成披露試写会に井浦さんらと登場。柴田さんとの初共演の感想を聞かれた井浦さんが「とにかくうれしかったです。10代、学生のころから柴田さんのお芝居を見て育ってあこがれていますので、共演させていただけるとオファーをいただいて、何も考えることはなく『そんな機会をいただけるのか』という驚きとうれしさで受けさせていただきました」と思いを熱弁。さらに柴田さんへの思いを語り続ける井浦さんが「表現の巨人、というか……」と話しかけると、柴田さんは思わず「もう、もう十分です」と照れ笑いを浮かべて静止し、観客の笑いを誘った。
　
　井浦さんは、柴田さんとの共演エピソードを披露。「2人での共演シーンの中で、たくさん不思議な体験をさせてもらえて。向き合ってお芝居していると、恭兵さんの実物の拳よりその10倍に大きく見えたりとか、恭兵さんのまとっているものが大きく見えていく、そんな体験を何度もさせられました」と当時を振り返り、「恭兵さんが、現場でスタッフの方やキャストの方を誰よりも先頭に立って笑顔を作ったりする姿勢を見ていて、恭兵さんにはなれないけど、恭兵さんのようになりたいなと強く思っています」とあこがれの気持ちを語った。

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　今作では、柴田さんと井浦さんは先輩、後輩の刑事役を演じる。柴田さんは、後輩の川澄刑事を演じる井浦さんとの共演について「『どんな形で後輩の刑事として登場するんだろう』と、とっても不安はあったし楽しみもありました」と回顧。さらに「初日に井浦君とお芝居をしていると、本当に僕が思っていた川澄刑事で。正義感が強くて、男気があって、ちょっと不器用で、でも憎めなくて、家族思い。先輩の僕に対する心地よい気づかいみたいなものが、僕が思っていた川澄だったので、『クライマックスの6話まで一気に走り抜けられそうだ』と確信しました。とってもうれしかったです」と井浦さんへの信頼を口にしていた。

　ドラマは、大門剛明さんの小説「両刃の斧」（中公文庫）が原作。何者かに長女を殺害された捜査1課の刑事・柴崎（柴田さん）は、部下の川澄（井浦さん）と共に事件の真相を追うが迷宮入り。15年後、未解決事件の再捜査を専門とする「専従捜査班」が設置されたことで事態は再び動き始める。事件の再捜査に加わった川澄と、独自に真相を追う柴崎。立場の違う2人がぶつかり合う中で、事件は新たな様相を見せるが……というストーリー。

　11月13日から毎週日曜午後10時にWOWOWプライム、WOWOW 4Kで放送される。全6話で、第1話は無料放送。WOWOWオンデマンドでも各月の初回放送終了後、同月放送分が一挙配信される。

　完成披露試写会には風吹ジュンさん、森義隆監督も出席した。