愛・地球博記念公園(モリコロパーク、愛知県長久手市)に11月1日にオープンする「ジブリパーク」を記念して、10月29日から「ジブリパークとジブリ展」が開催される名古屋市で28日、宮崎吾朗監督が取材に応じた。ジブリパークについて「みんなが来てくれるか心配、(来場者に)楽しんでもらえるか気になる」と期待と不安の入り混じった今の心境を語った。
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「ジブリパーク」は、「青春の丘」「ジブリの大倉庫」「どんどこ森」の3エリアが第1期として11月1日にオープンする。現在は第2期の「魔女の谷」の工事が佳境を迎えているといい、吾朗監督は「まだ(第1期が)開いていなかったっけ?」「早く開いてほしい」などと発言し、周囲を笑わせた。
「ジブリパークとジブリ展」の開会式とテープカットセレモニーには大村秀章・愛知県知事、大島宇一郎・中日新聞社社長、スタジオジブリの星野康二社長らが出席。大村知事は同展について「(ジブリパークの)予習、復習をかねて楽しんでほしい」と話した。また愛知会場に先立って開催された同展の長野会場の来場者が18万人を超える盛況だったことが発表された。
ジブリの星野社長は、2020年からのコロナ禍の3年間について、「ジブリも大変厳しい状況に陥りました」と振り返り、この間、「宮崎駿監督の長編アニメ新作が着実に進んで、ゴールが近づいていること」「ジブリパークが実現するところにたどり着いていること」を「ジブリとしてのうれしい話題」として明かした。
同展は12月25日まで愛知県美術館(名古屋市東区)で開催、月曜は休館(10月31日は開館)。チケットは日時指定の事前予約制。第1期(10月29日~11月25日分)が販売中で、第2期(11月26日~12月25日分)は11月1日午前10時から販売。観覧料は平日大人1700円、高校生・大学生1100円、小学生・中学生600円。土・日・休日は大人1900円、高校生・大学生1300円、小学生・中学生800円。当日券は日時指定券に残部がある場合のみ会場のチケット売り場で販売される。展覧会は長野会場を皮切りに全国5会場を巡回。愛知は2会場目で、2023年1月20日~3月26日に熊本、同年4月15日~ 6月25日に兵庫、同年7月15日~ 9月24日に山口で開催。
(C)Studio Ghibli
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