鎌倉殿の13人:小栗旬が語る実朝の“罪” 「武士が作る国造りの理想から外れる」

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の一場面 主人公・北条義時(小栗旬さん)と源実朝(柿澤勇人さん) (C)NHK
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NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の一場面 主人公・北条義時(小栗旬さん)と源実朝(柿澤勇人さん) (C)NHK

 NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)で主人公・北条義時を演じている小栗旬さん。11月20日放送の第44回「審判の日」では、源実朝(柿澤勇人さん)の暗殺計画がスタートし、物語もクライマックスに突入する。これまで、義時として3人の将軍を見てきた小栗さんは、彼らをどう捉えていたのか。その思いを聞いた。

 源頼朝(大泉洋さん)に対しては「頼朝さまからは無理難題を押しつけられることはありましたが、本当に彼を支えたいと思って支えてきたと思います」と純粋な気持ちで将軍を支えることに尽力した。

 2代目将軍・源頼家(金子大地さん)との関係については「義時は頼家も支えたいと思って、いろんなことをしました。ですがどうしても受け入れてもらえず、悲しい終わり方となってしまいました」と振り返る。

 そして、いよいよ描かれていく実朝暗殺計画。第41回「義盛、お前に罪はない」(10月30日放送)では、鎌倉最大の激戦とされる「和田合戦」と和田義盛(横田栄司さん)の最期が大きな反響を呼び、義盛の死は義時と実朝の関係に影を落とした。

 「お前に罪はない」と呼びかけた実朝の目の前で義盛を討った義時。視聴者からは「義時、あそこまでやる必要が? ほんとに倒さなければ、いけなかったのか?」という声も上がったが、小栗さん自身も「和田の殺し方はなかなかやってはいけないというか……。あれをしたら誰も義時に恐怖の感情以外で共にいようというのは思えないのではないかと個人としては感じました」と語る。

 義盛の死を境に義時と実朝の距離はどんどんと離れていったが、小栗さんは「実朝さまはすごく優れた将軍だったと思う」というのが正直な印象。

 それでも「義時からすると(実朝が)西(朝廷)におうかがいを立てるのがどうしても許せなかった。それをしてしまうと、今まで築いてきた武士の政治、武士たちが作る国造りの理想から外れてしまう」と、和田の件などもありつつも、朝廷とつながりをもった実朝を鎌倉幕府の将軍とすることは考えられなくなっていった。

 「本来なら、鎌倉殿を立てながらやれる政権があればよかったと思います。鎌倉時代のことに限った話ではないと思いますが、自分と自分の家族のことを考える人が多い中、どうすれば鎌倉幕府がうまく成り立つかを考えていたのは義時だけだったんじゃないかと思っていて。それを認めてもらえず、さまざまな感情を生んでしまい、実朝ともこじれていってしまったのかなと思います」と分析した。

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