柿澤勇人:三谷幸喜からもらった言葉 源実朝「生きていたら理想の鎌倉殿に」 第45回は壮絶な回に?

11月22日に行われたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」トークショーに出席した柿澤勇人さん
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11月22日に行われたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」トークショーに出席した柿澤勇人さん

 俳優の柿澤勇人さんが11月22日、東京都内で行われたNHK大河ドラマ鎌倉殿の13人」トークショーに出席。同作で、源実朝を演じる柿澤さんは「愛をもって役を全うでき、幸せな時間でした」と実朝の生涯を演じられたことを喜んだ。

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 実朝役のオファーが届いたときは「非常にうれしかったです。実朝という人物は政に興味がなく、和歌と趣味に没頭する逃げていた弱い人というイメージでした。(脚本の)三谷幸喜さんからは『新しい実朝を書きたい』とおっしゃっていただき、とにかく楽しもうという気持ちで臨みました」と振り返る。

 クランクイン前には、三谷さんと鎌倉に行ったことを明かし「僕が車の運転をしたので、車の中はほとんど覚えていません。日本を代表する脚本家を隣に乗せていたので」と思い返し、「三谷さんからは、『実朝はすごく賢い人間だった。生きていたら理想の鎌倉殿になっていたんじゃないか』と言ってもらいました。(鎌倉の)空気もよかったので、いい時間を過ごせました」とやり取りを明かした。

 撮影中は「しんどいときはありました。楽しいだけの現場ではありませんでした」と正直な気持ちを吐露。「そのしんどさもひっくるめて、幸せでした。実朝の思いのようなものをすべて注ぐつもりでやりました。役と作品に全てをささげました」と笑顔を見せた。

 第45回(11月27日放送)で、いよいよ物語から“退場”となる実朝。最期のシーンの撮影について、柿澤さんは「さみしさはありましたが、今までやってきたことは変えずにやることができました。『鎌倉殿の13人』については思い残すことはありません」と話した。

 そして「皆さんに応援されて、愛される役は初めてだったのでうれしかったです。視聴者の方々の応援のおかげでやってこられたと思います。第45回は壮絶な回ですが、最終回まで楽しんでいただきたいです」とアピールした。

 トークショーは、BS4Kの魅力を伝える「NHK BS4K FUN!FUN!ミーティング~ついてる?4K押してる?4K~」イベント内で行われ、公暁役の寛一郎さんも参加した。

 第45回の副題は「八幡宮の階段」。京から大納言ら公卿を招き、源実朝の右大臣拝賀式が鶴岡八幡宮で執り行われ、泰時(坂口健太郎さん)が警固をする中、公暁は門弟と共に木の陰に潜んでいた。

 御家人たちに交じり、状況を静観する三浦義村(山本耕史さん)。今後の鎌倉と自身の命運を賭し、儀式を見守る義時(小栗旬さん)と時房(瀬戸康史さん)。式を終えて楼門から出てきた実朝を公卿と源仲章(生田斗真さん)が迎えて整列すると、牡丹雪が降り積もる中……というストーリーが展開する。

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