人気モンのごっつ好きメシ:第3回 松村沙友理「箕面のもみじの天ぷら」衣が甘い揚げ菓子 ドラマ「推し武道」で主演

松村沙友理さん
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松村沙友理さん

 関西にゆかりのある“人気者”が、実際に食べて「おいしかった」というおすすめの関西グルメを紹介する連載「人気モンのごっつ好きメシ」。第3回は、アイドルグループ「乃木坂46」の元メンバーで女優の松村沙友理さんが、「小さいころ食べた」という大阪・箕面の銘菓「もみじの天ぷら」を紹介。主演を務める連続ドラマ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」(ABCテレビ・テレビ朝日)についても紹介する。

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 ◇家族旅行で箕面へ行ったときの思い出のお菓子

 大阪府出身の松村さんに、関西のおすすめグルメと尋ねると、「最近全然食べてないんですけれど、小さいときは『もみじの天ぷら』が大好きでした」と答えた。

 「もみじの天ぷら」は、関西地方では随一の“紅葉の名所”として知られる明治の森箕面国定公園(大阪府箕面市)付近に軒を連ねる店で売られている名物のお菓子。

 歴史は古く、約1300年前に箕面山で修行していた役行者(えんのぎょうじゃ)が、滝に映えるもみじが美しかったことから、自然の風味を生かした天ぷらを作り、修験道場を訪れる旅人にふるまったことが始まりといわれている。

 材料は、「一行寺楓」という特殊な種類のもみじの葉を、11月中旬~12月初旬に手拾いで収穫。塩漬け、塩抜きをした後、小麦粉に白ごまと砂糖を加えた衣をつけて菜種油で揚げ、香ばしくてほんのり甘い揚げ菓子になる。

 松村さんは子どものころ、落差が約33メートルあるという公園内の「箕面大滝」へ「家族で何回か旅行に行って。行くと毎回『もみじの天ぷら』を食べていました。もみじの葉っぱを天ぷらにしていて、衣がとても甘くておいしいんですよ」と楽しそうに思い返していた。

 ふるさとでもある大阪の雰囲気は「帰ってくるたびに、人と人との距離が近いなと思います。タクシーのおっちゃんも絶対に話しかけてくれるし。街中がにぎやか。もちろんマスクしてですけれどみんな元気にしゃべっていて、にぎやかで活気があるなと感じて、その雰囲気がすごく好きです」と目を輝かせる。

 ◇主演ドラマ「推し武道」最新話は?

 主演ドラマ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」で松村さんは、アイドルに人生をささげるオタクの主人公・えりぴよを演じている。えりぴよは、熱烈に支持する「ChamJam(チャムジャム)」の人気最下位メンバーの市井舞菜(伊礼姫奈さん)が“推し”で、舞菜の応援に金と時間をつぎ込み、自分の服は高校時代の赤ジャージーしか持っていない、という特異なキャラクターだ。

 今作は、平尾アウリさんが「COMICリュウweb」(徳間書店)で連載中の同名マンガが原作。岡山で地道に活動する地下アイドルグループ「ChamJam」と、熱狂的なファンたちの姿を描く。2020年にはアニメ化され「推し武道」の愛称で親しまれている。

 次回第7話は、舞菜の誕生日が近づく中、劇場が改修工事に入ることになり、ChamJamの公演が1カ月休止することに。えりぴよは舞菜の生誕祭ができなくなったことにがっかりし、舞菜もまた1カ月、えりぴよに会えないことに寂しさを感じていた。

 休止期間中、オタ活ができないえりぴよはバイトに身が入らず、自宅でも退屈な毎日を過ごしていた。そんなえりぴよを気遣い、くまさ(ジャンボたかお)は「本人不在でもお祝いするのが真のオタクですよ」と舞菜の生誕祭を提案。ChamJamのメンバーの文(和田美羽さん)が働くメイドカフェに誘う。舞菜の誕生日当日、メイドカフェでえりぴよを出迎えたのは、なんとメイド服姿の舞菜だった……というストーリー。

 ドラマ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」は、関西ではABCテレビで日曜午後11時55分、関東はテレビ朝日で土曜深夜2時半から放送中(ABCテレビで放送後、「TVer」「GYAO!」で見逃し配信)。

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