中原ひとみ:夫・江原真二郎さんの“最期”明かす 62年の夫婦生活振り返り「長い時間一緒にいたからこそ味わえる幸せ」 「徹子の部屋」で

中原ひとみさん
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中原ひとみさん

 女優の中原ひとみさんが、12月12日に放送された黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系、月~金曜午後1時)に出演し、夫で俳優の江原真二郎さんが、9月27日に85歳で亡くなったことを初告白。結婚62年で夫を見送った現在の心境を打ち明けた。

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 江原さんは、パーキンソン病と診断されて闘病していたが、国指定の難病「進行性核上性まひ」と判明。昨年10月からは自宅近くの専門施設に入っていた。中原さんは毎日のように面会に訪れていたといい、江原さんの様子を振り返り「孫が来ると手を握ってうれしそうにしていた」とほほ笑む。

 江原さんが亡くなった当日、中原さんは面会からいったん帰ったものの、なんとなく気になり江原さんの元へ戻った。とても静かな最期だったと明かし、「さみしい。亡くなった瞬間も見ているし、お骨も遺影も家にあるのにまだ亡くなった気がしない」と話した。「亡くなる前に娘が(江原さんの好物の)チョコレートを食べさせたんです。おいしいと感じていたのかはわかりませんが……」と涙声で語った。

 互いに24歳で結婚し、62年間連れ添った。中原さんは、「人間的にも優しく、尊敬できる人だから、そんなに一緒にいられたと思いますね」と話した。「若いときはいろいろありました。それを乗り越えてきたからこそ、年を取ったときにまた違う幸せがあったような気がします。それだけ長い時間一緒にいたからこそ味わえる幸せ」と振り返った。

 現在は夫婦で暮らしていた思い出の家を手放し、一人暮らしとなった中原さん。娘と同じマンションの違う部屋に住んでいるといい、引っ越す際に大量の荷物を処分したが、どうしても捨てられない物があった。「(江原さんと)2人で並んで座って、(プロ野球の)巨人を応援していたソファは捨てられないですね」と告白。中原さんは、日々の生活の中で江原さんとの思い出が映画のようによみがえるといい、「(夫婦で)苦労した場面が鮮明に」と語っていた。

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