消防官の活躍を描く曽田正人さんの人気マンガ「め組の大吾」の新作「め組の大吾 救国のオレンジ」が2023年にアニメ化されることが12月15日、分かった。コミックス最新6巻が同日発売され、発表された。アニメは「ベイビーステップ」「不滅のあなたへ」のむらた雅彦さんが監督を務め、「夏目友人帳」などのブレインズ・ベースが制作する。
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「め組の大吾 救国のオレンジ」は、2020年10月に「月刊少年マガジン」(講談社)で連載をスタート。「め組の大吾」の主人公・朝比奈大吾の魂を引き継ぐ若い3人の消防官の成長が描かれている。十朱大吾(とあけ・だいご)、斧田駿(おのだ・しゅん)、中村雪の3人の消防官が、精鋭部隊である特別救助隊(通称オレンジ)の隊員を目指す。「め組の大吾」で朝比奈大吾のライバルだった甘粕士郎も登場する。
原作者の曽田さんは「読者の皆様の応援のおかげでこの度アニメ化が決まりました。ありがとうございます。普段マンガ制作のことばかり考えているので、ほかの分野のクリエーターの方や表現方法から刺激を受けています。マンガとアニメ双方で高め合っていけたらと今からわくわくしています。ぜひご期待ください」とコメントを寄せている。
むらた監督は「元々前作『め組の大吾』から原作マンガが好きだったので、新作のアニメ化のオファーをいただいた時は、非常にうれしくて何の迷いもなく受けさせていただきました。アニメ化するにあたって、原作に描かれた災害は、どれも現実に起こり得ることばかりですので、できる限りリアルに描写しつつ、そこへ勇気と使命感を持って果敢に挑んでいく大吾、駿、雪ら救助隊員たちの熱いハートを力強く描いていきたいと思っています。ぜひ、楽しみにしていてください」と話している。
「め組の大吾」は、1995~99年に「週刊少年サンデー」(小学館)で連載された。使命感に燃え消防官になった主人公・朝比奈大吾の活躍が描かれた。1996年に第42回小学館漫画賞、1998年に第2回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。1999年に劇場版アニメ「め組の大吾 火事場のバカヤロー」(西澤晋監督)が公開され、2004年に俳優の山田孝之さん主演の実写ドラマ「ファイアーボーイズ~め組の大吾~」が放送された。
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