解説:話題の解体匠機 サザビー オプションパーツで“刻の解体” 最上級ブランドにふさわしい仕上がり

「METAL STRUCTURE 解体匠機 MSN-04 サザビー」のオプションパーツ「解体匠機 MSN-04 サザビー専用オプションパーツ レウルーララボラトリー」(C)創通・サンライズ
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「METAL STRUCTURE 解体匠機 MSN-04 サザビー」のオプションパーツ「解体匠機 MSN-04 サザビー専用オプションパーツ レウルーララボラトリー」(C)創通・サンライズ

 アニメ「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」に登場するサザビーのフィギュア「METAL STRUCTURE 解体匠機 MSN-04 サザビー」(バンダイスピリッツ)のオプションパーツ「解体匠機 MSN-04 サザビー専用オプションパーツ レウルーララボラトリー」(同)が発売されることが話題になっている。サザビーが実用に至る過程をひもとく“刻(とき)の解体”がコンセプトで、価格は2万9700円。話題のオプションパーツを解説する。

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 ◇実用に至らなかった武装 理由は?

 「METAL STRUCTURE 解体匠機 MSN-04 サザビー」は、2019年12月に発売されたνガンダムのフィギュア「METAL STRUCTURE 解体匠機 RX-93 νガンダム」に続く、最上級ブランド「METAL STRUCTURE 解体匠機」の新作。数千パーツの複合素材で構成され、“本物”のような質感を目指し、各部の装甲展開ギミック、段階的に変形するギミックを備える。本体と台座に発光ギミックを搭載する。価格は18万9200円。

 オプションパーツは、試作ロング・ライフル、試作ロングバレル、試作ファンネル・コンテナなどのセット。中距離射撃用をコンセプトとした試作ロング・ライフルは、全長がサザビーを超えるビッグサイズで、試作ライフルをスコープ、ロングバレルなどによって拡張した。νガンダムとの戦いは、近接戦が想定されたこともあり、機動性と火力を重視したビーム・ショット・ライフルが運用されることになった。

 試作ロングバレルは、νガンダムのハイパー・メガ・ライフルと同型。サザビーとνガンダムは共にアナハイム・エレクトロニクス製のモビルスーツで、開発工程で技術を共通化し、設計を汎用(はんよう)化していたことを想像できる。

 ◇計21万円超え! 超豪華な仕様

 ファンネル・コンテナは、試作段階では長大だったようで、試作ファンネル・コンテナはロールアウト時の倍の長さを有する。試作型と実機を比較すると、射出フローが見直されたことが推察できる。

 大型モビルスーツということもあり、出撃時には6本ものエネルギーチューブをマウントして荷電することになる。サイコ・フレームを備えるコックピットは、機体とは独立したメンテナンスユニットがある。同セットには、補給ユニット、エネルギーチューブ、エネルギー接続ユニット、メンテナンスポッド、メンテナンスアーム、コックピットメンテナンスユニットも付属し、出撃前、補給状態をイメージしたディスプレーを楽しめる。

 整備兵フィギュア一式、シャアフィギュア一式、クェスフィギュア一式なども付属。レウルーラ内部を再現できる。

 本体とオプションパーツを合わせると価格は21万円超えと高価ではあるが、細部の造形にこだわり抜いた。まさに“最上級ブランド”にふさわしい仕上がりになっている。

 バンダイナムコグループの公式ショッピングサイト「プレミアムバンダイ」で1月10日午後4時から予約を受け付ける。7月に発送予定。

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