前田吟:スナックで運命の出会い 78歳で再婚も「子供たちは反対している」と苦笑い 「徹子の部屋」で

前田吟さん
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前田吟さん

 俳優の前田吟さんが、2月14日午後1時から放送された黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。昨年6月に再婚した妻とのなれそめについて語った。

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 78歳の前田さんは、おととしの8月に妻・椙子さんを膵臓(すいぞう)がんで亡くした。失意の中、昨年1月にたまたま入ったスナックで、現在の妻で歌手としても活動する幸子さんと出会った。帰り際に幸子さんからCDをもらった前田さんは、「酒を飲みながら聞いているうちに、恥ずかしい話、ハマっちゃったというか(笑い)。物悲しいというか、すごく寂しそうな歌声がね。僕を呼んでるような気がしたというか」と照れ笑い。

 前田さんが幸子さんについて調べると、福島県いわき市出身で、5人兄弟のうち一人だけが女性という兄弟構成だと分かった。出身地も兄弟構成も亡き妻と同じだったといい、前田さんは「運命的な出会いかな」と思ったという。

 その後、前田さんはスナックの関係者を通して幸子さんの電話番号を聞き、3月に初デートにこぎつけた。渋谷駅のハチ公前で待ち合わせ、池袋方面へ向かう山手線へ乗ったが、「つり革につかまって、池袋過ぎるまではほとんど何もしゃべれませんでした。池袋過ぎたら2人で座って、いろんな話をね。僕の熱い思いをとりあえずしゃべって」と振り返った。

 幸子さんは、1969年のヒット曲「熱海の夜」を歌った歌手の箱崎晋一郎さんと結婚したが、88年に死別。3人の子供と4人の孫がいるそうで、「食事をしてドライブした時、彼女が急に具合が悪くなっちゃって。その時に看病した僕の感じで、これは気持ちが通じる人だなと少し思ってくれたんじゃないかな」と回顧。

 入籍の経緯について、「彼女の子供たちとか僕の子供たちに聞いたら、とにかく籍をきちんとしないことには私たちも会えないと言われたんですよ。それで6月3日にちょっと早かったんですけど、(亡くなった)女房にごめんなさいと言って、2人だけで区役所に行きました」と明かした。

 また、幸子さんの家族は2人の再婚に好意的だった一方、「僕のほうの子供たちはみんな反対ですけど」と告白。「徐々に許してくれるんじゃないかと思ってるんだけど」と苦笑いしていた。

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