アイドルグループ「乃木坂46」の鈴木絢音さんが3月10日、東京都内で書籍「言葉の海をさまよう」(幻冬舎)の刊行を記念して会見を開催した。乃木坂46「最後の2期生」で、3月28日のセレモニーをもってグループから卒業する鈴木さんは、これまでを振り返り「本当に楽しい10年だったなと思っています」と笑顔で語った。
ウナギノボリ
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鈴木さんは、「一人でいることを寂しいって感じない、強い人間だったんですけど……乃木坂に入って、たくさんの方のやさしさに触れて『一人ってこんなに寂しいんだな』『孤独感ってこういうことを言うんだな』とかに気づけて……ちょっとだけ人間らしくというか、弱くなったと思っちゃいます」と照れ笑い。ただ、続けて「それだけたくさんの方から愛をもらった証拠だなと思います」としみじみ語っていた。
また、卒業を目前に控えた現在の心境を聞かれると、鈴木さんは「ちょっとだけ寂しいなと思う部分もありつつ……」と明かしたうえで、「これからの自分自身のこともそうですし、乃木坂がどんな感じで進んでいくのかなって、未来を楽しみに思うようになりました」と前向きにコメント。卒業後については「まだ何も決めていないです(笑い)。ちょっとだけお休みをして、そのときに考えようかなと思っています」と説明した。
「言葉の海をさまよう」は、“辞書愛”に満ちた鈴木さんと編集者や校正者、デザイナーなど辞書を作る人々との対談集。四六判、160ページで、16ページのカラー口絵もつく。価格は1500円(税抜き)で発売中。
鈴木さんは、今回の書籍の刊行について「形に残ることがとてもうれしいですし、人生で最初で最後の書籍かもしれないな、と喜びをかみしめています」と現在の気持ちを表現。辞書を毎晩、読書感覚で読んでいるという鈴木さんは、自分にとってどんな存在かと聞かれると「誰かに相談するのが恥ずかしいなとか、こんなこと誰にも言えないな、ということを相談できる相手……『人だな』って思っています」と辞書への熱い思いを語っていた。
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