テレビ朝日:4月期編成は「報ステ」など「既存番組の徹底強化」 バラバラ大作戦は「よい流れ」で拡充

テレビ朝日本社外観
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 テレビ朝日は3月10日、4月からの番組編成をオンライン会見で発表。「あらゆる世代のニーズに応えるタイムテーブルの追求」を掲げ、報道番組「報道ステーション」(月~金曜午後9時54分)など「既存番組の徹底強化」や、平日深夜帯のバラエティー枠「バラバラ大作戦」(月~木曜深夜1時56分、金曜深夜2時20分)の番組数を14から18に増やすなど「深夜企画のさらなる拡充」を進めるとした。

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 まずタイムテーブルの中心軸として「報道ステーション」を挙げ、大越健介メインキャスターを中心に「徹底した現場取材を行い、どこよりも深く、力強くそして分かりやすくお伝えします」と コメント。また新たに、後半のスポーツコーナーの担当として、3月いっぱいでABCテレビを退社するヒロド歩美アナウンサーの加入を発表した。

 2020年10月に開設した、若手クリエイターが中心となって手掛ける「バラバラ大作戦」の拡充については「スタートから3年半たちまして、全国ネットに昇格する番組や、イベントで成功を収める番組も増えてきました。このよい流れを受けて、さらなる企画の開発や若手クリエイターの育成と共に、多種多様な番組をお届けして視聴者のニーズに応えていきたい」と狙いを明かした。

 深夜企画の拡充の一環で、新番組「一億総リミッター解除バラエティー 衝動に駆られてみる」(日曜深夜0時25分)の開始も発表した。MCは、お笑いコンビ「相席スタート」の山添寛さんとモデルの市川紗椰さん。「ウニの中で最も硬いトゲを持つ種類はどれなのか、ただただ突き止めたい人」など、「これがやってみたい!」という感情に忠実で、本気で挑む“衝動者”を紹介していく。

 また「最先端エンタメへの挑戦」を掲げ、放送中のメタバースをテーマにしたバラエティー番組「新世界 メタバースTV!!」(日曜午前10時)を「最先端エンタメを世界一楽しく学べる番組」としてリニューアルすることも発表した。今後さらに注目が集まるであろうAIなどを使用した最新エンタメ情報を届けるほか、次世代クリエーターを育てるための番組主催のメタバース制作コンテストなどを実施する。自社VTuberプロジェクト「めたしっぷ」のさらなる活躍も予告した。

 改編率は全日帯(午前6時~翌午前0時)6.5%、ゴールデン帯(午後7~10時)19.0%、プライム帯(午後7~11時)17.9%となった。

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