岩田琉生:「らんまん」で万太郎の学友役 中村蒼の少年時代演じる12歳 松坂慶子から「イケメンだね」

連続テレビ小説「らんまん」に出演している岩田琉生さん
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連続テレビ小説「らんまん」に出演している岩田琉生さん

 神木隆之介さんが主演する連続テレビ小説(朝ドラ)「らんまん」(NHK総合、月~土曜午前8時ほか)に出演している岩田琉生(りゅう)さん。第2週「キンセイラン」で、主人公の槙野万太郎(小林優仁さん)が学問所「名教館」で出会った武家の子供・広瀬佑一郎を演じている。この春に中学生になったばかりの岩田さんに朝ドラ出演を振り返ってもらった。

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 岩田さんは2010年5月2日生まれ、東京都出身の12歳。「ベストキッズオーディション2015」でグランプリを受賞し、芸能界入り。昨年はTBSの連続ドラマ「ドラマストリーム『村井の恋』」で宮世琉弥さんの幼少期に扮(ふん)し、同局系の「ユニコーンに乗って」にも出演した。

 「らんまん」で演じる佑一郎は、主人公らが成長したあと、中村蒼さんが演じることになる万太郎の学友だ。佑一郎は文武両道に優れ、学内ではリーダー的存在。岩田さんはオーディションで、中村さんの少年時代にあたる同役を射止めた。

 「オーディションでは前向きにやることができたので、終わったあと、お母さんには『自分なりによくできた』と伝えました。これまでも大河ドラマや朝ドラのオーディションを受けさせてもらってきて、毎回最後の最後、いいところまで行って悔しい思いをしてきたので、今回は受かることができて、うれしかったです」

 演じた佑一郎の印象は「勉強も運動もできて、責任感が強く、家族思い」。自身と似ているところは「家族思いなところ」といい、「きょうだいは姉と弟が2人いて、しっかりはしているのかな」と語る。劇中では、武家の子として竹刀を振るう場面もあり、土佐ことばも披露している。

 「剣術は初めてやったので、家でおもちゃの刀を振ったりしましたし、方言は音声を聞いて、お母さんと練習をしたりして、覚えました」

 それ以外では、佑一郎の「キリっとしている感じ」を出すため、普段から「背筋を伸ばして」生活することを心がけたという。

 「あとは演技をするとき『しっかり相手の目を見て』というのはちゃんとできていたのかなって思います」

 そんな岩田さんが「難しかった」というのが、出会ってすぐの万太郎をいじめてしまうシーン。「想像でやってみることしかできなくて、それは難しかったです」と告白する。一方で、万太郎の祖母・タキ役の松坂慶子さんからは、撮影現場で“お褒めの言葉”をもらったといい、「演技上手だねとか、イケメンだねって言われました」と照れながら打ち明けた。

 普段は、父親からの影響で始めたバスケットボールに打ち込む“バスケ少年”という岩田さんは、球技全般を得意としていて、この先「運動もできる俳優」になることを目標に掲げている。

 憧れの存在として名前が挙がったのは「北村匠海さんや菅田将暉さん」。

 「いろいろな役を演じられていて、歌も歌えるところがかっこいいです。北村さんは最近だとドラマ(テレビ朝日系の『星降る夜に』)で手話にも挑戦されていて、そういうところもすごいなと思います」

 中学ではバスケ部に入る予定で、さらに「お姉ちゃんが生徒会長をやっていて、自分もやってみたいなって思ったりはします」と劇中の佑一郎同様に“文武両道”を目指す岩田さん。朝ドラ「らんまん」をステップに今後、どんな活躍を見せるのか、注目だ。

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