芳根京子:現場では「けん玉」が流行中? 「それパク」撮影の裏側明かす 今後の見どころは「登場人物の関係性の変化」

連続ドラマ「それってパクリじゃないですか?」で主演を務める芳根京子さん
1 / 4
連続ドラマ「それってパクリじゃないですか?」で主演を務める芳根京子さん

 日本テレビの水曜ドラマ枠(毎週水曜午後10時)で放送中の連続ドラマ「それってパクリじゃないですか?」。飲料メーカー「月夜野ドリンク」を舞台に、知的財産という難問をめぐって起こるバトルを描く。知財の知識ゼロで知財部に異動になった主人公・藤崎亜季を演じる芳根京子さんに、現場の雰囲気や第6話(5月17日放送)の見どころなどについて話を聞いた。

あなたにオススメ

◇現場の雰囲気を「いろんな人に自慢したい」

 ドラマは、奥乃桜子さんの小説「それってパクリじゃないですか? ~新米知的財産部員のお仕事~」(集英社オレンジ文庫)が原作で、知的財産にまつわるバトルをテーマにしたオフィスドラマ。お人よしの新米社員・藤崎亜季と、妥協ゼロのエリート上司・北脇雅美(重岡大毅さん)という“水と油コンビ”が知的財産を巡って奮闘する姿を描く。

 これまでの撮影を振り返り、芳根さんは「このドラマに参加するまで、知財に対しての興味があったかと聞かれると、正直関係ないものだと思っていましたし、こんな身近にたくさん転がっていると思いませんでした。“言葉による陣取り合戦”って一見難しく感じるけれど、知るとめちゃくちゃ面白いんですよね」と目を輝かせる。

 現場の雰囲気については、「とにかく明るいです。空気が穏やかで、そこだけは胸を張っていろんな人に自慢したいと思うくらい」と話し、「最近はずっと(又坂市代役の)ともさかりえさんと一緒にいます。お食事に行く約束もして、連絡先を交換させていただいて……すごくうれしいです」と笑顔を見せる。

 撮影の空き時間には、けん玉で遊ぶのがはやっているといい、「みんなどんどん上達していて、私も初めの頃は全然剣に刺さらなかったんですけど、もう3連続で刺せるくらい上達しました。けん玉はスタッフさんが用意してくださって、前室にポンって置いてあったんです。まんまとひっかかって(笑い)、私たちは遊んでいます」と裏側を明かす。

◇「亜季はスポンジ」成長が喜びに

 ドラマでは、知財について無知だった亜季が、回を重ねるごとに成長していく姿が描かれている。芳根さんは「こんなに成長する人物を演じるのって初めてかもしれません。亜季はスポンジなんですよね。吸収が速くて、前にどんどん進んでいく。演じていて気持ちいいなと思いますし、亜季の成長がすごくうれしくなります」とほほ笑む。

 続けて、「亜季はふらふらして見えるけど、常に100パーセントで物事に向き合うから、感情の方向が変わっちゃうだけなんです。それが北脇さんの影響を受けて“ビジネス”という考えが生まれ始めた時に、亜季は無敵になるんじゃないかな。ここからさらに進化していきますし、亜季が主人公である意味が分かってくるんじゃないかなと思います」と熱く語る。

 今後の展開について「知財の話でそんなにエピソードがあるの? っていう心配の声も届いていますが……」と前置きしたうえで、「毎回、私たちも『なるほど、こういう展開もあるんだ』って驚いています」と笑う。

 第6話(5月17日放送)の見どころについては、「大学生と月夜野の共同開発がテーマ。大学生側と会社側にそれぞれ正義があって、目的があって、見る人の視点によって、こんなにも違って見えるんだと改めて感じました。終盤では、北脇さんの新たな一面も垣間見えます」とコメント。

 「ドラマも折り返しになりますが、ここから亜季と北脇さんが、もっともっといとおしいコンビになっていきます。それぞれの足りないところを補いながら、凸凹はしているけど、本当に良いバディーになっていくのではないかなと。登場人物の関係性が変わっていく、みんなが交わっていくのを楽しんでいただけたらうれしいです」とアピールしていた。

写真を見る全 4 枚

テレビ 最新記事