錦織圭選手:1年8カ月ぶりの試合直前 手術、リハビリ経て復活への展望を語る

インタビューに応じる錦織圭選手=WOWOW提供
1 / 3
インタビューに応じる錦織圭選手=WOWOW提供

 錦織圭選手が出場する「男子テニスATPチャレンジャー プエルトリコ」がWOWOWで放送・配信される。錦織選手が大会に出場するのは、2021年10月の「ATPツアーマスターズ1000 インディアンウェルズ」以来1年8カ月ぶり。3度目の手術とリハビリを乗り越え、コートに立つ錦織選手がインタビューに応じ、いまの心境や復活への展望を語った。

ウナギノボリ

 ――まもなく復帰ですが、率直な今の気持ちは?

 まだあまり実感がないというか、もう少しのところまできています。試合ができるのかという不安と、早く試合をしたいワクワク感と、両方大きくありますね。100、100ぐらいです。

 ――現在の状況は?

 今はだいぶ不安が取り除けています。この2カ月くらいで急に良くなりました。昨年1月の左股関節の手術から始まって、昨年の9月か10月くらいにそろそろ復帰できそうな時に足首を捻挫してしまいました。それが普通の捻挫ではなく、神経に関わるような痛みになってしまい、(治るまで)思った以上に時間がかかってしまいました。その後、今年の2月か3月くらいに急に良くなってきました。

 今はけっこう動けてポイント練習もできているのですが、まだ2セット、3セット耐えられるところまではきていません。耐久性というところが、もうちょっとかな、という感じです。

 ――復帰できると実感したのはいつですか。

 いけると思ったのは4月くらいからです。4月くらいから痛みがなく、けっこう動けるようになってきました。それまではちょっと動くのも痛みがあって、ポイント練習すらできない感じでした。最近はポイント練習も始めて、サーブから始める練習もできています。

 ――正直もうダメかなと思った瞬間はありますか。

 それは意外となかったです。最近思い始めたことは若干ありますが、まだやれるだろうし、冷静に見て5、6年後の40歳まで体がもつか分かりませんが、そのくらいまでプレーできる可能性はあります。あと5年もできるんだと考えたら、リハビリ生活も頑張れます。残り1、2年しかないとなったら、トップに戻ってくるまで1年くらいかかるだろうし、たぶんけっこうキツいと思います。そう考えたら冷静に頑張れています。

 ――最後に、ファンへのメッセージを。

 もうすぐ復帰が近づいています。復帰の大会に向けてしっかり準備して、またベストの試合を皆さんに見てもらえるように頑張ります。ぜひ、WOWOWで応援よろしくお願いします。

 *……WOWOWでは6月12日深夜に 「錦織圭出場!男子テニスATPチャレンジャー プエルトリコ」と題して錦織圭選手出場試合のみ放送・配信する。また、本インタビューの様子はWOWOWオンデマンドで無料配信中。

写真を見る全 3 枚

テレビ 最新記事