俳優の瀧内公美さんが、よしながふみさんの人気マンガを実写化したNHKの「ドラマ10『大奥』」（総合、火曜午後10時）のシーズン2「幕末編」に出演することが明らかになった。徳川家康に影武者として仕えた阿部正勝の子孫・阿部正弘を演じる。

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　正弘は男性が再び要職に就くようになった世の中で、腰の重い兄・正寧に代わり家督を継ぐ。徳川への忠義を果たすことを胸に家定（愛希れいかさん）を献身的にサポートする。家定の幾度とない呼び付けに最初は困惑するが、その真相を知り、気高く見えた将軍の境遇に心を砕く。家定からの信頼も厚く、寺社奉行から老中へと出世を果たしていく。

　瀧内さんは「『大奥』シーズン2に参加させていただけますこと、大変うれしく思っております。台本を読み、心が温かくなるお話にポロポロ涙が……。愛すべき阿部ちゃん、おしゃべり大好き阿部ちゃん、阿部の忠義を見せねばなりませぬ！　一所懸命に演じます」とコメントしている。

　「大奥」は、若い男性のみに感染する奇病「赤面疱瘡（あかづらほうそう）」の影響で、男性の人口が女性の4分の1に激減した江戸時代、将軍職は女性へと引き継がれ、大奥は「美男3000人」と称される男の世界に……というパラレルワールドが舞台の時代劇。

　シーズン2は今年秋にスタートする。