福士蒼汰：“お万の方の再来”天璋院役でNHK「大奥」再登板　大奥の終わり見守る？「今からとても楽しみ」

　俳優の福士蒼汰さんが、よしながふみさんの人気マンガを実写化したNHKの「ドラマ10『大奥』」のシーズン2「幕末編」に出演することが明らかになった。13代将軍・家定（愛希れいかさん）の正室・天璋院／胤篤を演じる。

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　天璋院は、お万の方を彷彿とさせる美貌の持ち主。次期将軍を巡る継承問題を内部から操るため薩摩・島津家から送り込まれる。聡明さや物腰の柔らかさを持つ。徳川の世を途切らせまいと奮闘する家定の心情を理解し、いつしか両想いとなり結ばれる。家定亡き
後は、14代将軍・家茂（志田彩良さん）の後見人として支えてゆく。

　シーズン1で万里小路有功（お万の方）を演じた福士さんは、“再登板”について、「多くの方々から愛されている『大奥』に再び参加できることを大変うれしく思っております。シーズン1では万里小路有功を演じさせていただき、大奥始まりの総取締として家光（堀田真由さん）を支えました。この度は、天璋院・胤篤として大奥の終わりを見守りたいと思います」とコメント。

　「今回の役どころは、非常に繊細で難しいものだと思っています。薩摩の人間でありながら、家定・徳川のために無垢（むく）に考え行動する。聡明さと人情を併せ持つ彼を、深く演じていきたいです。家定との心の機微を丁寧に演じ、瀧山と二人三脚で支えていけるよう努めてまいります。“お万の方の再来”とも言われた彼の人生をいかに歩めるか、今からとても楽しみです」と思いを語っている。

　「大奥」は、若い男性のみに感染する奇病「赤面疱瘡（あかづらほうそう）」の影響で、男性の人口が女性の4分の1に激減した江戸時代、将軍職は女性へと引き継がれ、大奥は「美男3000人」と称される男の世界に……というパラレルワールドが舞台の時代劇。

　シーズン2は今年秋にスタートする。