ダンダダン
第8話「なんかモヤモヤするじゃんよ」
11月21日(木)放送分
手塚治虫のマンガ「火の鳥」の「望郷編」が原作のアニメ「PHOENIX:EDEN17」の邦題が「火の鳥 エデンの宙」に決定し、9月13日からディズニープラスで独占配信されることが分かった。「火の鳥 エデンの宙」とはエンディングが異なる「火の鳥 エデンの花」が制作され、劇場版アニメとして11月3日に公開されることも発表された。
あなたにオススメ
“あの頃”のジャンプ:実写ドラマ化も話題「ウイングマン」 1983年を振り返る
キャストも発表され、俳優の宮沢りえさんが主人公・ロミを演じることが分かった。窪塚洋介さんがロミの恋人・ジョージ、子役の吉田帆乃華ちゃんが少年コム、イッセー尾形さんが怪しげな宇宙のよろず屋のズダーバンをそれぞれ演じる。帆乃華ちゃんが声優に挑戦するのは初めて。
「あなたは、生きなさい。」というキャッチコピーと共に辺境惑星・エデン17にたたずむロミが描かれたティザービジュアル、ロミらキャラクターが登場する特報映像も公開された。
手塚治虫の娘・るみ子さんは「『火の鳥・望郷編』が美しいアニメになりました。ロミとコム、そして牧村が乗りあうミステリアスな星から星へのロードムービー。まるで一緒に同乗しているかのような、岩型宇宙船の乗り心地さえ伝わる。そして目的地へ近づくとともに問いかけられる真理。果たして本当にたどり着きたいのは地球なのだろうか?と。人が心から望む故郷とは、求めてやまない居場所とは、この時空のどこにあるのか……。手塚治虫が投げかけたメッセージをフルスクリーンで届けてくれるこの映画に感謝します」とコメントを寄せている。
西見祥示郎監督は「山あり谷ありの『火の鳥』でありました。何十年もの間、親しまれた手塚治虫先生の代表作の一つ。楽な仕事ではありませんでした。この作品に参加してくださったスタッフ一同、同じ思いだとおもいます。原作を何も理解できていないかもしれませんが、原作にあるキャラクターを疑似体験するような、大げさに言えばそんな感じで作品を作っていたような気がします。『火の鳥』の『望郷編』、手塚治虫先生の中では答えは一つであるかもしれませんが、見た人それぞれいろいろな解釈ができる作品だと思います。たくさんあるアニメ作品の中の一つではありますが、目にとまり見終わった後、なにかの瞬間にまたフワッ思い出すような作品になれば、これ幸いです。まずは映画はエンターテインメント、楽しんでいただけたらと思っております」と話している。
音楽を担当する村松崇継さんは「子供の頃から大好きだった、手塚治虫さんの『火の鳥』の世界を自分が音楽で描けること。本当にうれしく思います。そして、脚本、描かれるアニメーションの世界観を見させていただいた時、一気に音のイマジネーションが浮かびました。その浮かんだ世界は自分もいまだ出逢(あ)ったことのない世界。制作途中、その浮かんだ世界はあまりにもスケールが大きく、締め切りに間に合うのか……。それはいつの間にか時間との戦いになっていました。ダイナミックな、神秘的なオーケストラを軸にした『火の鳥』の音世界。ぜひ楽しんでいただけたらうれしいです」と語っている。
アニメを手がけるSTUDIO4℃の田中栄子プロデューサーは「STUDIO4℃が世界の巨匠・手塚治虫氏の作品を映画にしないわけにはいかない。そしてその作品は手塚氏の永遠のテーマを描くものでなくてはならない。これがミッションでした。集まったスタッフも超一流。作品力も破格です。そして配信と映画という二つのメディア用に、アナザーエンディングを作ることができました。深淵(しんえん)なる意味や価値を持つ原作の力を果たして映画にすることはできたのか。決して簡単ではなかった映像制作です。時を駆けるSF冒険譚(たん)としても楽しんでほしいし、未来へ向けた人類への警告としても受け止めてほしい。そして何より人間の営みへの慈しみを育んでいただければ、全スタッフの努力が報われます」と思いを語っている。
主人公・ロミを演じる宮沢さんは「手塚治虫さんの『火の鳥』。時を超え、今を生きる私たちに壮大なメッセージが、舞い降ります。それを受け止め、ロミという女性を演じるのは簡単ではなかったけれど……見てくださった方が、今を生きていること、生きる先にある未来を感じてくださる作品になれば良いなぁと思います」と話している。
ジョージ役の窪塚さんは「自分が手塚治虫先生の作品に関わることができるなんてとても光栄でした。『火の鳥・望郷篇』は今読み返しても、宇宙、真理、命の理(ことわり)についての普遍的なメッセージが込められていて、僕らがどんな時代に生きていようとも伝わり、かつエンターテインメントとして楽しめる作品だと思っています。僕が演じたジョージは、ロミと共に地球を飛び出しエデン17にたどり着く、若げの至りというか、勢い余ってこんなところまで来てしまった、というキャラクターです。20代の溌剌とした感じを意識して演じました」とコメントを寄せている。
コム役の帆乃華ちゃんは「物語は、これからどうなるの!っと、ドキドキヒヤヒヤしました。初めてのアフレコで、声をどうやって合わせたらいいのか分からなくて難しかったけど、スタッフのみなさんが優しく丁寧に教えてくれたので、すごく楽しく収録できました! 優しく思いやりがあって、ゆうかんなコムを演じさせてもらえてうれしかったです!」と喜びを語っている。
ズダーバン役のイッセー尾形さんは「宇宙のヨロズ屋ズターバン。こういう一見するといてもいなくても同じのような人物を作り上げるのが手塚さんならではのような気がします。無駄を無駄にしなくてキチンと主筋に送り返すのが魅力を倍増させます。怪しげであればあるほど宇宙の奥深さも体感します。役には立つけどしっかり自分の得は外さない。分かりやすい原理ですね。ズターバンは自分に正直です(笑い)」と話している。
アニメは、主人公・ロミとそのパートナーが終末を迎えつつあった地球を離れ、新たな生活を始めるべく惑星エデン17に向かう……というストーリー。惑星エデン17の生命は既に絶滅しており、ロミはさらに苦労を強いられることになる。「ムタフカズ -MUTAFUKAZ-」などの西見さんが監督を務め、「鉄コン筋クリート」「海獣の子供」などのSTUDIO4℃が制作する。
「火の鳥」は、不死鳥である火の鳥を追い求める人々を描いたマンガ。実写映画、劇場版アニメが公開されたほか、テレビアニメも放送された。
「名探偵コナン」などで知られる青山剛昌さんのマンガ「YAIBA」の新作テレビアニメ「真・侍伝 YAIBA」が、2025年4月から読売テレビ・日本テレビ系で毎週土曜午後5時半に放送…
春場ねぎさんの人気ラブコメディーマンガが原作のアニメ「五等分の花嫁」シリーズの新作「五等分の花嫁*」が、TBSで12月23日深夜1時29分に放送されることが分かった。前後編が一挙…
春場ねぎさんの人気ラブコメディーマンガが原作のアニメ「五等分の花嫁」シリーズの新作「五等分の花嫁*」が、ABEMAで12月23日深夜3時から独占配信されることが分かった。ABEM…
1994年に公開された特撮映画「ヤマトタケル」に登場するウツノイクサガミのソフトビニール製フィギュア「東宝マニアックス ウツノイクサガミ」(プレックス)が発売される。価格は880…
「第26回手塚治虫文化賞」のマンガ大賞に選ばれたことも話題の魚豊さんのマンガが原作のテレビアニメ「チ。-地球の運動について-」の第9話「きっとそれが、何かを知るということだ」が、…