火の鳥 エデンの宙:「望郷編」原作のアニメ 追加キャストに浅沼晋太郎、木村良平 ロミとコムの旅を描く本予告も

「火の鳥 エデンの花」に登場する牧村(上段左)とカイン、牧村役の浅沼晋太郎さん(下段左)とカイン役の木村良平さん(C)Beyond C.
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「火の鳥 エデンの花」に登場する牧村(上段左)とカイン、牧村役の浅沼晋太郎さん(下段左)とカイン役の木村良平さん(C)Beyond C.

 手塚治虫のマンガ「火の鳥」の「望郷編」が原作のアニメ「火の鳥 エデンの宙(そら)」の追加キャストが発表され、浅沼晋太郎さん、木村良平さんが出演することが分かった。浅沼さんは移民星調査員の牧村、木村さんは主人公・ロミの息子・カインをそれぞれ演じる。

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 浅沼さんは「思い返せば、僕が人生で一番最初に触れた『火の鳥』は、11歳のとき。ファミコンソフトでした。そこから原作に触れ、当時では受け止めきれない壮大さにど胆(ぎも)を抜かれたことを覚えています。36年たった今。手塚治虫先生の作品に関わらせていただくこと。全世界で配信されること。ご一緒させていただくのが夢のような共演者……すべてが信じられない思いです。初めてアニメ化される『望郷編』、僕も一ファンとして、心から楽しみにしています」と喜びのコメントを寄せている。

 木村さんは「伝説の作品。だからこそ『タイトルは知っているけど触れたことはない』という人も多いのではないでしょうか。決して色あせない名作が、今の時代にどんなアニメーションとして描かれるのか。ちっぽけながらも今を精いっぱい生きる身として、僕も完成が楽しみでなりません! 『火の鳥』が世界中を飛び回る日を心待ちにしています!!」と話している。

 ロミと少年コムの旅を描いた本予告がYouTubeで公開された。本予告は、ロミが1300年の眠りから目覚め、新しい文明を目の当たりにして驚くシーンから始まり、壮大な宇宙や、人の想像を超える生命体が描かれている。ロミらメインキャラクターが描かれたキービジュアルも公開された。

 「火の鳥」は、不死鳥である火の鳥を追い求める人々を描いたマンガ。実写映画、劇場版アニメが公開されたほか、テレビアニメも放送された。

 アニメは、主人公・ロミとそのパートナー・ジョージが終末を迎えつつあった地球を離れ、新たな生活を始めるべく惑星エデン17に向かう……というストーリー。惑星エデン17の生命は既に絶滅しており、ロミはさらに苦労を強いられることになる。「ムタフカズ -MUTAFUKAZ-」などの西見祥示郎さんが監督を務め、「鉄コン筋クリート」「海獣の子供」などのSTUDIO4℃が制作する。

 俳優の宮沢りえさんが主人公・ロミを演じるほか、窪塚洋介さん、吉田帆乃華ちゃん、イッセー尾形さんが声優として出演する。9月13日からディズニープラスで独占配信される。全4話。「火の鳥 エデンの宙」とはエンディングが異なる「火の鳥 エデンの花」が制作され、劇場版アニメとして11月3日に公開される。

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