福本莉子:「トリリオンゲーム」超真面目な凜々役が話題 「“堅物感”出すのが難しかった」

連続ドラマ「トリリオンゲーム」に出演する福本莉子さん(C)TBS/高橋裕子
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連続ドラマ「トリリオンゲーム」に出演する福本莉子さん(C)TBS/高橋裕子

 金曜ドラマ「トリリオンゲーム」(TBS系、金曜午後10時)に出演する俳優の福本莉子さん。「トリリオンゲーム」社の社長を務める、超真面目な堅物すぎる性格な高橋凜々を演じており、SNSでは「可愛い」「けなげで一生懸命な姿が応援したくなる」と話題になっている。「どちらかというと私も真面目で堅物なので、演じていて違和感はあまりないです」と話す福本さんに、撮影中に感じた思いを聞いた。

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 原作は稲垣理一郎さん作、池上遼一さん画の同名マンガ(小学館)。人気グループ「Snow Man」の目黒蓮さん演じる“世界一のワガママ男”のハルと、佐野勇斗さん演じる“気弱なパソコンオタク”のガクという正反対の大学生2人がゼロから起業し、型破りな方法で1兆ドルを稼いで世の全てを手に入れようと成り上がる物語だ。

 福本さん演じる凜々は、“ド”が付くほど超真面目。そんな性格があだとなって就職活動は全敗中だった。しかし、ハルとガクに、緻密な調査能力や誠実さを買われ、「トリリオンゲーム」社に採用が決まる。ハルの戦略により、入社1日目で社長に任命された人物だ。

 「原作にはすべてが描いてある」という思いから、クランクイン前は原作を読み込み、研究していたという福本さん。凜々が登場した第2話(7月21日放送)では、「高橋凜々です! よろしくお願いいたします!」と大きな声であいさつするシーンが登場したが、凜々の“堅物感”を表現しようと、とにかく声を大きく、ロボットのような“直角”な動きを意識した。

 「最初の方は、“堅物感”を出すのが難しくて。監督とも相談しながらやっていて、話数を重ねるごとにだんだん凜々のキャラになれてきた」と振り返った福本さん。「どちらかというと私も真面目で堅物なので、演じていて違和感はあまりないです。頭で考えちゃう方だし、『赤信号は渡らない』『優先席は座らない』とか、ルールも気にするタイプです」と自身との共通点を明かす。

 凜々がAIセレクトショップ「ヨリヌキ」のキャラクター「トリンリン」として活躍するシーンも登場した。「今回がゴールデン帯のドラマにレギュラーで出るのが初めてだったので、いつも以上に緊張していたのですが、『トリンリンが頑張っている姿がいい』という感想があって。うれしかったです」と笑顔を見せた。

 撮影現場の雰囲気は、常ににぎやかで、笑いが絶えないという。「目黒さん、佐野さんのお二人はセリフ量がすごく多いんです。でもその忙しさを一切感じさせずに本番を決める姿勢を見て尊敬しています。スタッフさん含め、現場の空気がいいのは、目黒さん、佐野さんが率先しているからだなと思います」と話す。

 物語にちなみ、大金が手に入ったら?と質問されると、福本さんは「一気に大きいものを買うというのは、ビビってできないと思うので、そのまま置いておきます(笑い)。気持ち的には老後の安心になります」とにっこり。昨年公開の映画「今夜、世界からこの恋が消えても」(三木孝浩監督)で、第46回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞した記念に何かを買いたいと思っているといい、「アクセサリーとか、ずっと使えそうなものを探しています」とほほ笑んだ。

 「凜々はガクくんを支えてあげてね」という言葉を原作者からもらったという福本さんは、「後半になるにつれてそういうシーンが増えていきます。(9月1日放送の)8話からオリジナルの展開となっているので、皆さんもぜひ楽しんでください」と視聴者に呼びかけた。

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