西岡徳馬:「兄貴のような存在」親交が深かった津川雅彦さんとの思い出 共にプロダクション設立も 「徹子の部屋」で

「徹子の部屋」に出演した西岡徳馬さん=テレビ朝日提供
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「徹子の部屋」に出演した西岡徳馬さん=テレビ朝日提供

 俳優の西岡徳馬さんが、9月22日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。2018年に心不全のため78歳で亡くなった俳優の津川雅彦さんとの思い出を語った。

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 黒柳さんが「親交が深かった津川雅彦さんが逝ってもう5年」と話を振ると、西岡さんは「早いですねぇ。僕にはまだついこの間のような気がします」と返答。津川さんとの出会いは、加賀まりこさんからの紹介だった。西岡さんは舞台の稽古(けいこ)場を訪ね、本番の舞台を見て、津川さんの演技に感銘を受けた。当時、自身が所属していた劇団「文学座」にはいないタイプの俳優だと感じたといい、「ちょっと特殊な発想もするし、演技の方法も奇抜なことをやられるんで、ショックを受けて」と話した。

 その後、西岡さんは10年間所属した文学座を辞め、プロダクションに所属。しかし、そのプロダクションはわずか1年で解散になってしまった。そんな折、津川さんから「俺と一緒にプロダクションやらないか」と誘われ、「『グランパパプロダクションっていうのを作るから2人でやろう』っていうのでやり出した」と振り返った。

 西岡さんにとって、津川さんは「兄貴みたいな存在の方」という。「あの人はしゃべるのが大好きだから、朝までしゃべってるんですよ」と回顧。津川さんと話してから帰宅すると、妻から「あなた、今日は津川さんとしゃべってきたでしょう。しゃべり方がそっくりになってる」と指摘されるほど、口調が似てしまうと笑った。

 黒柳さんが「事務所を辞めるっていうときに泣いてくれたっていうのは?」と尋ねると、西岡さんは「いろいろあって『僕は離れてやりたいと思う』って言ったら、(津川さんは)急に目が潤んできたと思ったら、バーッと涙流して、手を取って、『お前辞めてもな、俺たちは友達だからな。忘れるなよ』って」と回想。「僕も熱くなっちゃって。『辞めるのはやめる』って言うぐらいに、熱っぽく言ってもらったのが記憶に残っています」としみじみ語っていた。

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